「倒錯のロンド 完成版」 折原一、講談社文庫。
本日3冊目。
再読。
勿論、完成版は初読ですが、この作品自体はもう何回読んだが分からないくらい再読してきました。
私の中ではやはり折原一さんと言ったらこの作品です。
どこまでがリアルでどこまでがフェイク、誰が正常で誰が異常なのか、何回読んでも新鮮味を感じます。
仮に、私はこの作品が当時江戸川乱歩賞を受賞したら驚いたと思います、まさかこの作品でと。
15年くらい前だったら獲れただろうが、当時はまだ正統派の作品が受賞していたから(苦笑)。
でも、受賞しなかったから、今の折原さんがいると思うし、このような完成版が読めたのも、受賞しなかったからだと思うし、当事者じゃない一ファンとして楽しく読めました。
100点満点中71点。
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