「比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども」 藤崎翔、光文社。
藤崎翔さんは、ただのユーモア小説ではない、やはり元お笑い芸人さんだからなのか、ちょっと他の作家さんとは違い、作品の中で起きる笑いが幅広い、多岐にわたるな〜といつも思っていました。
今回も多種多様なユーモアミステリー、正直全て好きなタイプではないんですが、レベルは高い短編集だったと思います。
表題作が好みという人が多いと思いますが、私は最初に収録されていた神様の話が一番好みかな。おかしい言い方なんだが、何故かリアリティーさすら感じちゃいました。
長編もいいが、藤崎さんは短編で光る作家さんなのかもしれません。
100点満点中70点。
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