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2020年12月31日23:14

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2020書評406

「ブラックウェルに憧れて」 南杏子、光文社。

本日3冊目。

南杏子さんらしい作品。

数年前に話題になった女性という理由だけで不合格にされた話を、4人の女性医師+1人の女性医師(敢えて二つに分けました)をメインに、上手く1つの作品に仕上げていました。

ただ、正直なところ、未だに男性優位な世界だと感じています。それが解消されないから、南さんはこの作品を書いたんじゃないかなと考えながら読みました。

四者四様(そんな言葉はないが)、いい意味で分かりやすいキャラ設定にしたことで、作品に上手く入ることができたと思います。

NHKで金曜夜10時から4〜5回で連ドラ化されそうな作品でした。

100点満点中69点。
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