「99%の誘拐」 岡嶋二人、講談社文庫。
本日3冊目。
再読。
OCRにフロッピーディスク、時代を感じるはずなのに、全く色褪せない、名作だな〜。
ハラハラドキドキ感を味わえるのは当然だが、犯人に勝って欲しい、逃げ切って欲しいと思わせる稀有な作品でした。
ラストはちょっと拍子抜けと言えなくもないが、犯罪者同志、あのようなラストが正解なのかな。
スマートな誘拐、犯罪にスマートという表現が相応しいかどうかは置いておいて、誘拐物にゲーム性を加えたこの当時では異色の作品だと思います。
岡嶋作品の代表作でもあるし、誘拐物の代表作でもあると思います。
100点満点中71点。
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