mixiユーザー(id:22004800)

2020年05月30日22:48

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2020書評149

「99%の誘拐」 岡嶋二人、講談社文庫。

本日3冊目。

再読。

OCRにフロッピーディスク、時代を感じるはずなのに、全く色褪せない、名作だな〜。

ハラハラドキドキ感を味わえるのは当然だが、犯人に勝って欲しい、逃げ切って欲しいと思わせる稀有な作品でした。

ラストはちょっと拍子抜けと言えなくもないが、犯罪者同志、あのようなラストが正解なのかな。

スマートな誘拐、犯罪にスマートという表現が相応しいかどうかは置いておいて、誘拐物にゲーム性を加えたこの当時では異色の作品だと思います。

岡嶋作品の代表作でもあるし、誘拐物の代表作でもあると思います。

100点満点中71点。
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