「スナック墓場」 嶋津輝、文藝春秋。
計7作品収録されている短編集。
正直、インパクト大の強烈な作品はなく、あっさり読める作品ばかりだったが、悪くはないと言った感じ。
リアリティーさ重視という感じがする作品が多かった気がします。
表題作は、私は酒飲まないが、こういうスナックは同性から嫌われるという一文が非常に印象的。私が好きな競馬を絡めた話なのも好きな理由の1つかな。
一番印象的な作品は、他の読者さんたちも推していた「姉といもうと」かな。姉は漢字でいもうとは平仮名。身内だから知らないってあり得ます。これはもう少し先というか、あの二人が上手くいくのか、上司との関係とか、その辺りを知りたくなる作品でした。
100点満点中69点。
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