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2019年12月08日22:17

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12月9日の誕生花・菊

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12月9日の誕生花は、クミン(憂鬱をはらう)、グロリオサ(栄光・頑強)、ハボタン(慈愛)、石蕗(謙譲)等々があります。今回は、菊を取り上げます。花言葉は、「高潔・真の愛」です。世界中で2万種類以上が自生している多種多様な植物です。

キク科キク属の植物です。日本では、鎌倉時代の初め頃に後鳥羽上皇が、菊の花の意匠を好んで「菊紋」を天皇家の家紋に使用されたのが始まりといわれ、皇室行事として園遊会や、各地で品評会が行われています。食用菊は東北地方を中心に、広まってきました。西日本では路地植えの状態でも越冬ができます。食用とされていなくても普通の花びらを食べることも可能だそうですが、栽培用のもので薬を使っている場合もありますのでくれぐれもご注意くださいませ。また50円硬貨やパスポートにも菊のデザインが使われています。キクの花弁が放射線状に並んだ形状を慣習的な呼び名で呼ぶことがあり、アンモナイトの化石の事を「菊石」といったり、また陶芸やそば打ちでの材料の練り方に「菊練り」と呼んでいます。

本日の誕生花・菊が使われていることわざは、「春蘭秋菊倶に廃す可からず」 、(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)等があります。

「菊」が詠まれた歌は、
父母が 殿の後方(しりへ)の
百代草(ももよぐさ) 百代いでませ
わが来たるまで」 (百代草=菊) 万葉集
生玉部足国(いくたまべのたりくに)

「心あてに 折らばや折らむ 初霜の
置きまどはせる 白菊の花」
凡河内躬恒 古今集 百人一首(29)
(おおしこうちのみつね)

「濡れて折る 袖の月影 ふけにけり
籬(まがき)の菊の 花のうへの露」
金槐和歌集 源実朝

「秋のきく おのずからなる 華は見で
うるさく人の 作りなすかな」
等があります。

橘曙覧(たちばなのあけみ、江戸末期の国学者)

「冬菊の まとふはおのが ひかりのみ」
水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)
等があります。
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