まあ、「毎年桜見ている場合じゃなかったなあ〜」という反省も含めての弁だったのだろうが安全保障の枠組みも含め、その中での役割を元に整備していかなければならないので一概に「予算枠」ありきで議論するのはナンセンスだね。特にウクライナの現実を口実に東アジア情勢に置き換えて単純に国防予算を語るのは無責任な気がする。
日本に足りないのはインテリジェンスとまともな軍事研究機関がないことだ。確かに中共と北朝鮮の脅威は表面的に増していると言えるがその動きの本質に迫る研究や情報収集能力はまだまだ未熟だ。加えて有事に際し、実際に武器を取って敵に対峙する兵隊の絶対数も能力も足りないのは事実。これを経戦能力というならばその通りだが、実際の戦いはウクライナとは全く違う。「核戦争」は別として島嶼守備ということであれば狭いエリアの中で島を取ったり取られたり制空権の奪い合いと対艦ミサイルの打ち合いが中心となり第1撃後は日本の自衛隊の出る幕はないだろう。
米国が本気で出てくるとなれば広域的な海上封鎖で対応し、日本はその第２線の一部を担当することになろう。装備面的にはアメリカに準ずるものは有しているので要所を担うことも考えられるが実践の経験のない軍隊の能力は未知数だ。
今できることは前述の準備と軍事演習の強化だ。少なくとも東アジアでの軍事情報共有の割合の向上と議論できるだけの分析能力を高めていくことが必要だ。
■日本に「継戦能力なし」＝安倍氏
(時事通信社 - 05月21日 01:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6964760
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