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2019年10月14日11:04

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無理やり川をせき止めたんだから水は溜まるよ

水を溜めるための施設なのだから大雨が降ればそれなりに水位は上がります。

実際に現場を見ればその巨大さには圧倒されるでしょうし、想像力を掻き立てればこの水量が「一気に」流れれば下流は?・・・・なんて思うのは無理はないです。

しかし、この吾妻川はこのダム建設以前も何度か大きな台風に見舞われてきましたが、一時的に増水はあったものの特に致命的な事象はなかったように記憶しています。

もちろんダムの計画時には治水と貯水の必要性が叫ばれ進められた計画でしたがこの計画は昭和3年のこと。大戦も経て利根川水系に多くのダムが建設されその必要性は徐々に薄れてきたところです。

地元の反対もあり、高度経済成長期にはもはや見捨てられた計画であると思っていましたが役所というのは恐ろしいもので、一度決めたものは見直しの空気があったとしても遅れることはあったとしても完成するまで予算要求はし続けるし利権を維持するための努力は怠りません。10年経とうが50年経とうがしつこくしつこくこれを続けるのです。

実際、今回の台風でこの作ってしまったダムが無かったら?などというタラレバの話をするつもりはありませんが、宅地造成などで変貌した国土の治水に関するデータは昭和3年とはだいぶ違います。

ご存知のようにダム建設には莫大なお金がかかります。あまり語られることはありませんが補修や湖底浚渫など維持管理にも莫大な経費を要します。もちろんこれらは「利権」につながり官僚の安定基盤になるわけです。

今回決壊した小規模河川や老朽化した治水設備の更新にかけるべきお金がこんなダムに使われている現実にも目を向けたいものです。

今回のニュースも国交省からの恣意的な情報との噂もあります。今後の科学的根拠に基づいた効果の検証を冷静に待ちましょう。


■八ツ場ダム、一昼夜でほぼ満水 試験貯水中に突然の変貌
(朝日新聞デジタル - 10月14日 07:39)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5825470
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