女王（嬢王）蜂と女王アリの戦い

妻と娘の戦いを第三者的に眺めていると
面白いことに気がつく。


妻は、娘の行動に対して「危ない」「だめ」「コラー」「早くしなさい」「ご飯食べなさい」など連呼し続ける。

それに対して、
娘は、無視を決め込むか、とりあえず「はーい」といって違うことをする。
つまり、その場をしのぐ術を、３歳にしてマスターしている。

良い子悪い子どっち？といえば
「親の言うことを聞かない」のだから、
悪い子のように思われがちだが、

■命にかかわること、他人を傷つけること■
など、優先順位の高いことは「厳しく言いなり」にさせることが重要だが、

それ以外のことで
親の言うことに従順な子供が「良い子供」だとは限らない。

一般的に考えて悪い子と言われそうなくらいのほうが実は良い子だと思う。
自我が出てくればくるほど立派な成長している証拠でもある。


世間一般的に、
「史上最大のわがままで理不尽な人間は３歳の女の子」だと言われている。

だから
母と娘は当たり前のように衝突する。


父としては、
あたりまえのことに対して、アレコレと口出しをしてはいけない。

娘が母親に反発するのは当たり前。
それに対して母親がイライラするのも当たり前。


そもそも
ひとつ屋根の下に、
嬢王蜂と女王アリが住んでいるようなもの。

生き様が違う「女王」が二人もいるのだから、
数々の問題が発生することは当然。


嬢王蜂と女王アリと一緒に生活する　父（男）は、
それなりの覚悟が必要。

助けを求められたら助けてあげるくらいの
気軽さが必要なのだろうと思う。