『特別展 挑む浮世絵 国芳から芳年へ』に行った。
面白かった。陰惨な殺人現場などを詳細に描いたR12禁みたいな絵もあり、せめてるなあと思った。刺激の強すぎると思われる絵は、見たくない人は見なくて済むようにルートを選べるようになっているのも親切だなと思った。
主に実際にあった殺人事件を題材にしたもの?か、歴史や物語上での仇討ものなどの絵があった。内容は、恋人に別れを切り出されて逆上して殺したというパターンが多かった気がする。今でいうストーカー殺人のようなものだろうか?後、女性は本心ではないんだけれど、何か理由があって別れを切り出したんだけど、怒った恋人や夫などに殺されるというのが多かった。女性は本心ではないけれどっていうのは、なんでくっついているんだろう。その方がより悲劇性が増すとかそういう感じか?
戦前当たりの出し物にあったような、覗くと絵が見えるようになっているのもあった。
他にも、人を集めて一人の顔にした浮世絵や、歌舞伎役者を亀?に見立てたり(これはあんまり売れなかったらしい)、吉原の遊女と群がる客を雀に見立てたりしたものもあった。吉原などに通う人を雀に例える言葉があったらしく、それを踏まえて『舌切り雀』を思い出すと、昔話がなんかエロい話だったように思えてしまう。
昔の、浮世絵を売っていた店の再現もあった。『るろうに剣心』でも、こういうお店出てきたなあ。
私は借りなかったのだが、音声ガイドが鳥海浩輔なのも豪華だなと思った。
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