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2019年06月14日11:16

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自然の恵み

またまたごぶさたです。
二週間帰国していまして、昨日ホノルルに戻りました。
日本では、前からなんとなくいきたいな〜と思っていた白神山地と岩木山を訪ねました。
まず、宿を予約して、それから、さて十二湖にはどうやっていくんだろうとルートを調べて見たら、あれまぁ、とっても遠いのですねぇ。それでちょっと考えて、最初の日は東北新幹線で新青森まで行き、弘前で一泊することにしました。

弘前の駅前のホテルの窓から、岩木山が綺麗に見えました。コレです。

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ああ、これが見たかったのよ〜と思いました。

この日はお昼についたので、近くの雑居マーケットで、名物の「いがメンチ」(イカを細かくしたものをお好み焼きのような生地に混ぜてあげたもの)を食べてから岩木山神社の散策コースに出発。右手に大きく見える岩木山を拝みつつ、高照神社で途中下車して暑い中を歩きました。東北って6月にもこんなに暑くなるんだったっけ?ヘロヘロしながら岩木山神社にたどり着き、そこからさらに20分ほど歩いて桜林公園に到達。いやはや。最初は全コースを歩こうと思ったんだけど、駅のインフォメーションセンターで勧められた通り、4分の1にしといてよかったわ。岩木山神社、これです。

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ここで出会ったおじいさんが、親切に近くの温泉まで車で乗っけてくださったおかげで、攣りそうになっていた足もバッチリ回復し、心地よい疲れにウトウトしながらバスに揺られてホテルに帰ってまいりました。

翌日は朝はやくからバスに乗って1時間半。白神山地の入り口のひとつ、暗門橋のルートがある散策路まで行ってきました。行って見たかった暗門橋は、橋が流れていて入山禁止になっているということで、木道がある観光客用のルートを観光センターで勧められたのですが、そこは1時間ぐらいで回れるとのこと。私はそこで4時間もの時間をとって合ったので、「暗門橋にはいけませーん!」と皆に説明していたおじさんに、「あのー、私4時間もあるんですけど、他に何かルートありませんかねぇ」と聞くと。「う〜ん。あることはあるんだけどねぇ。まだあの道は開拓したばっかりだから一人だとちょっと危ないかも。。。」と考えている模様。そこで、「じゃ、おじさん案内してくれませんか? 7千円でどうでしょ?」と持ちかけて見ました。するとおじさん、観光センターのオフィスに電話して相談し、行ってくれることになりました。

そのコースは今月の24日からオープンするのだそうです。それで私がそのコースの第一号のお客になりました。おじさんについてどんどん山を登り、春蝉の声がこだます中を、ブナ林の緑に包まれて歩きました。おじさんは、東北の自然、暮らし、木の種類やその用い方、「またぎ」と呼ばれる、伝統的な狩猟家のお話など、興味深いお話をたくさんしてくださって、私は写真を取るのも忘れて、ただおじさんの後について、ブナの落ち葉でふかふかの山道を登ったり降りたりしていました。霧が深くて山の中で迷子になった時に、シカが助けてくれた、というお話が一番感動的でした。「こういうことは、よくあるんだよ」っておっしゃってました。

おじさんに断ることができなくて申し訳ないのですが、この日の散策中にとった写真がこれしかないので、記念に乗せます。おじさん、ごめん!

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翌日は五能線に乗って日本海側に回り、十二湖近くのホテルに止まって、十二湖を散策しました。この日も、一人だと心細いのでガイドを頼みました。このガイドさんも地元の方で、ブナの木、ほおの木、ヒバの木、桂の木、楊枝に使う黒文字など、説明しながら見せてくださって、とても面白かったです。さて、十二湖は、水がどこまでも住んで青い「青池」が有名ですが、私も最初にそこを訪れました。ここでも写真を取るのももどかしくて、ただぼーっと眺めていたら、「写真取らなくていいんですかぁ? 撮りましょうかぁ?」と言って、撮ってくださいました。私は絵を描くのは好きなんですが機械オンチなので、誰かが撮ってくださるのなら、こんなにありがたいことはなし。下は何枚か撮ってくださったうちの一枚です。青池、本当に青かったです。現地によくいるという「アカショウビン」という鳥の鳴き声が、ヒョロロ〜ヒョロロ〜と聞こえて心が和みました。

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そこからしばらくウッソウとしたブナ林を通り抜け、途中の小屋でお昼を食べてから、またさらに鬱蒼とした森を散策。十二湖は昨日の森よりも海抜が低いので、木の種類が多く、またその下に生えている草の種類も大きなシダ類など、たくさんありました。落ち葉の陰には、半透明の銀色に輝く「ギンリョウソウ」も顔を覗かせていました。

ああ、森の中にいるってなんて素晴らしいんでしょう! もう、私の感想はこの一言につきます!

ガイドさんも、お客さんが私一人なので、私がとどまりたいところには好きなだけとどまって待ってくださり、熊が出てもこの方と一緒にいれば大丈夫と安心して、上を見たりしたを見たり、鳥の声を聞いたりしながら歩いたのでした。

最後の方では、森から一転して白い岩がむき出しの、まるでアメリカのグランドキャニオンのようなところに出て、そこでも写真を一枚。

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4時間半の楽しいトレッキングでした〜。

翌日もう一度、同じ場所を一人で辿って歩き、ちょっと道に迷ってヒヤヒヤしながらもなんとか帰りのバスに間に合って、秋田行きの電車に乗ることができました。
これは、日本海の夕日です。

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3泊4日。久しぶりにいい一人旅でした。

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