■今日の名言■ 『鬼の女房は蛇に限ります』 【細川ガラシャ】
細川忠興の妻は、明知光秀の娘の玉子という人でした。この人はキリシタンで
【ガラシャ】という洗礼名を持っていました。
あるとき、忠興とガラシャは縁側で仲良く食事をしていました。
すると庭の片隅で、職人が松の剪定をしていました。
ところがこの職人が、誤って忠興が大事にしている松の枝を切り落としてしまい、
それをみた忠興は激怒!職人をその場で成敗してしまいました。
しかし、ガラシャはそれを見ても顔色ひとつ変えずに食事を続けていました。
忠興は、『いま目の前で人を成敗したのに、なぜお前は冷静なのか?信じられん』と
ガラシャに言うと、
『さほど罪も無い職人を成敗なさるあなたは鬼です。鬼の女房は蛇に限ります』
つまり忠興が鬼なら私は蛇。蛇はあのくらいでは動じませんという事。
忠興は返す言葉が無かったといいます。
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