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2020年02月24日21:40

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白髪一雄

初期作品は《照魔鏡》《妖家具》など普通にシュール。
ウレタンのレリーフや
ガラス容器の赤い液体に動物の臓器を沈めた《赤い液》など珍しい作品も。


KAZUO SHIRAGA
a retrospedtive
@東京オペラシティ・アートギャラリー


尼崎生まれ、京都市立芸大出身の抽象画家(1924-2008)。
フットペインティングによる唯一無二の作品は
多くの公立美術館に収蔵されていて見る機会も多いのですが
これだけまとめてみると壮観でした。


【展覧会構成】
第1章 知られざる初期作品
第2章 「具体」前夜:抽象からフットペインティングへ
第3章 「具体」への参加
第4章 「水滸伝豪傑シリーズ」の誕生
第5章 スキージ・ペインティングと制作の変容
第6章 「具体」の解散と密教への傾倒
第7章 フットペインティングへの回帰と晩年の活動
第8章 水彩・素描にみる形成期の模索と制作の裏側
資料  原稿、アルバム、個展カタログなど


一部の作品は撮影可でした。

フォト


30代後半の「水滸伝シリーズ」はやはり疾走感にあふれています。

スキージペインティング時代もグラデーションが美しいのですが
フォト



やはりその後ふたたび回帰したフットペインティングの自在なさまに
圧倒されます。
フォト



天井から吊るした紐につかまっての制作風景なども興味深い。
これは助手がいりますね。
映像では夫人が絵の具を入れた缶を渡していました。


3月22日まで。
https://www.operacity.jp/ag/exh229/j/introduction.php


***

収蔵作品展には

有元利夫《花火のある部屋》

舟越桂《「午後にはガンター・グローヴにいる」のためのドローイング》

が出ています。
ツァン・ヨンスクの影のような銅板もよかったな。


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