日本の全体主義は、同調圧力の協力を得て盤石となります。それがコロナ禍、ワクチン禍で露呈した「和の精神」の暗黒面でしょう。自由意思であるはずのワクチン接種とて、職場や世間の同調圧力に負けて打たざるを得ない人も多いのです。
日本では諸外国のようにマスク義務化やワクチンパスポートを導入せずとも、集団主義が義務同様にします。日本社会は経済発展に伴って地域共同体を崩壊させ、日本型経営の放棄で会社共同体も崩壊しました。
西洋流の個人を基本にした社会は成立せず、集団主義や世間が生き残っています。ある豪華客船が航海中に沈み始め、船長は直ちに海に飛び込んで脱出するよう促すため、外国人乗客たちにいいました。
米国人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」、英国人には「飛び込めばあなたは紳士です」、ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」、イタリア人には「飛び込むと女性にモテますよ」、 フランス人には「飛び込まないでください」、日本人には「みんな飛び込んでいますよ」。
有名なエスニックジョークですが、ふと見ると日本は接種率が8割にもなっています。もうみんな飛び込んでいたのです。イスラエルなどワクチン接種の先進国で、接種後に感染者が増えました。ワクチンは効かないのです。
そもそも日本人は世界の中でも新型コロナの死者が圧倒的に少なかったのです。これは以前にかかった旧型コロナ風邪による交差免疫の作用であり、新型コロナもデルタ株の集団免疫ができてほぼ終わっています。
それでもまだワクチン接種を進めるのです。みんな打っているから。手に負えない集団主義民族です。これでは個人の考えは育ちようがなく、民主主義ではないのです。日本は集団主義がお好きな国で、個人の意見を通すよりも、集団の意見に譲歩する方が美徳となっています。 少数派は、協調性がない奴だと見られがちなのです。
ログインしてコメントを確認・投稿する