新型コロナウイルスはある意味一部「働き方改革」を加速させたのではないでしょうか。労働の変化の中で、まずはテレワーク・リモートワークが無駄な通勤時間を減らし、長時間労働の削減になっています。
新型コロナウイルスが蔓延する前は、人に会って話さなければ何も先に進まないと言う幻想に取りつかれていたのかもしれません。人間関係を構築するには、酒の席がとても重要で親睦を深めることが一番の近道でした。
これは昭和のサラリーマンならば常識だったことでしょう。メールが徐々に浸透し始めた20数年前、若者がメールで知り合い、メールだけのお付き合いする人を見て、なんという不純なことをしているのだと違和感を覚えました。
生身の人間とのふれあいこそが、人間関係を築くと言う固定観念を強く持っていたからでしょう。今でもインターネットの社会は、信用・信頼を前提としなければ、成り立たないと思っています。
会ってもいない人間と深くコミュニケーション、商取引をするのは危ない感じがしましたが、今は普通になりつつあります。人が人を信頼・信用する場合には、2つのステージをクリアしなければならないでしょう。
1つは人格がそれに足るかどうか。もう1つは、能力がそれに足るかどうか。一方のみで信頼・信用を構築しようとすれば、破綻する可能性が高くなると思います。インターネット上では、一瞬とは言わないまでも、短い時間でお互いの信頼・信用を構築しなければなりません。
ビジネスでもプライベートでも同様でしょう。ただ、全人格、全能力を必要とするわけではありません。自分の最も得意とする専門知識を高める努力を怠らないように出来ればと思います。
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