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2020年07月06日17:11

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写譜師

この前はフーリェ級数についての講義をしたね。その流れて今日は音楽の話をしよう。コピー機や印刷技術がなかった時代はどうやって楽譜を手に入れてたと思う?そう誰かが模写していたんだ。昔は鉛筆や消しゴムなんてなかった。羽にインクをつけて書いてたから、一発勝負。楽譜を模写していた人は写譜師と呼ばれていた。昔は電気なんて無かったからアンプやエフェクターも無かった。音を大きくするには演奏する人数を増やすしかない。今だったらバンドはボーカル、ギター、ベース、ドラム、シンセサイザーの五人居たら大体の音を作れるけど、昔はどうしても大所帯になりがちだったんだ。だから人数分の楽譜を用意しなきゃいけない。ベートーベン達が生きてた時代はCDなんて無かったから収益はライブ代と貴族の家庭教師代くらいしかなかった。だから演奏会がコケたら大変なことになるんだ。演奏家や写譜師に給料を払わなければいけないからね。写譜師は間違いにも気付かなければならない。だから高度な音楽の知識と集中力を求められる大変な仕事だったんだ。ところで、現代音楽の話なんだけど、ライブで、なんで曲の合間に変な間があると思う?特に激しいロックバンドは曲と曲の間のセリフが長い。あれはドラムの人を一秒でも長く休ませてあげようとする、ボーカルの優しさなんだ。
ところで僕とOOOしない?ねえ、OOOしようよ。
お姉さんの台詞「せっかく良い話してたと思ったら台無しだ。お前、写譜師(しゃふし)じゃなくてシャブやってるだろう」
僕「ヤクは幼稚園の頃からやってたよ。コカは小学生の頃からやってたよ」
お姉さん「お前のヤク(薬)ってヤクルトだろう。コカって、コカインじゃなくてコカコーラだろう。もう最低!」
実はこのやり取り、実話。
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