ちらしずし

先日美味しいしめ鯖が入ったので、ふと思い立って
ちらしずしを作ってみた、というコラムを読んだ。

入れたのはほかにサーモン、キュウリ、ゴマ、シソ、みょうが、
赤カブ漬け、
沢山の種類が混じり合って出来上がる、完璧な味、
ちらしずしって宇宙みたい、と結んでいた。

今の若い人の中には、おかずを一品ずつ食べ切っていき、
最後に白いご飯だけ食べると言う人がいるが、
私なんかはおかずを口に入れたら、
少し噛んでまだ残っているところにご飯を入れて、
口の中でちらしずし状態を作っている。
おかずをご飯の上に乗せて一緒に口に運ぶこともある。
ブラジルの大衆食堂は、
ワンプレートと言って一皿にいろんなものを載せて
最後にヘイジョアーダという豆などを煮たものをかけて
食べるのだが、（これが美味しい）
これもちらしずし状態だと言っても良いだろう。

口の中に作る多様性。
人は本来多様性の中で生きてきた。
混じり合うことで生まれる完璧な味を求め認めるように
肉体は多様性を認めているはずだ。

ところが政治の世界は違うと見える。
今の自民党は、中国共産党や朝鮮労働党とどう違うのだろうか。
多様性を排除して、
トップの意見に唯々諾々するだけの議員たち、
だから審議中に関係ない動画を見る議員が出てくる。

野党もしかり。

政治の世界に多様性を作り出すため、
衆院選の選挙区を中選挙区に戻してはどうだろうか。

世界中で黒人差別反対のうねりが大きくなっている。
多様化ではなく、改めて多様性を認める時代になってきている。
世の中のちらしずし化。