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2019年12月10日23:13

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西明寺

多賀大社に向かって車を走らせていると
「湖東三山まであと何キロ」という標識が目に入った。
初めて知った「湖東三山」
頭に描いていた予定を変更して、
道なりで近いところを、と、西明寺を尋ねた。

ここが良かった。
まずは庭園。
不断桜が咲いていると教えてもらい入ってみると
桜がちらほら咲いている。
この時期から冬にかけて咲く桜は
京王桜や冬桜を見たことがあるが、
このさくらは夏以外常に咲いているので
”不断”と呼ばれているのだとか。

手入れの行き届いた庭に癒されながら
登っていくと
開けて見えたのが国宝の三重塔

そして国宝の本堂に入ると
解説して下さる方がいらして
御本尊や十二神将の説明をしてもらう。
この十二神将がとても良いのだ。
奈良の新薬師寺の十二神将も惚れ惚れしたが、
ここのも負けず劣らず素晴らしく惚れ込んでしまった。
ただし、堂内は撮影禁止で
ここでお見せできないのはちょっと悔しい。

その両脇の一角に木造の狛犬がある。
吽形の顔が素敵で、
何故ここにあるか尋ねると
境内にあった神社のひとつが洪水で流された後に
この狛犬だけが残されてあり
神社は再興されなかったけれども
狛犬だけは安置されているとのこと。
木造なのが珍しいうえ顔が余りに魅力的なので
撮影をお願いしたが、
堂内ということで丁重に断られ、納得。
阿形のそれは、
口が開いていただけに下あごが欠落していたが、
多分洪水で流される中で損傷したのだろう。

参拝者がどんどん入れ替わるのに
私たちは随分長居してしまった。
それだけ面白いところだった。

機会があれば十二神将は見て欲しいと思う。

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