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2021年07月28日00:11

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マンガ感想(アルキメデスの大戦・昭和天皇物語・アルスラーン戦記・他)

 「アルキメデスの大戦」22巻。日米和平協議仮調印報告会議。陸海軍と政府の首脳の説得を図る櫂大佐(時限的に少将任官)。中国撤退の代わりに満州国事実上承認の交換、南方と北方の交換でも揉めたが、大和売却で海軍首脳が決定的に怒り退席する。
 その頃、特高は2重スパイマキコに情報を渡していた男として櫂を疑い始める。

→ ワクワクする。現実に櫂みたいな人物がいたらねぇ。ただ、超危うい道だよね。現実でも、日米開戦を回避するのは至難の業だったんでしょうねぇ。



 「アルキメデスの大戦」23巻。普段は論敵だった嶋田中将が賛成に回り、大和売却案は承認された。日米和平協定受諾。
 後日、櫂はスパイ容疑で特高に違法逮捕、拷問される。駆けつけた警視庁人事課長補佐で中学同級生の前田に救出される。

→ 嶋田は自分たちが密かに建造している巨艦が生かせるから賛成に回ったのね。



 「アルキメデスの大戦」24巻。特高の拷問から開放される櫂。酔ってヤクザと喧嘩したことにするが、処分として大佐に戻され連合艦隊勤務になる。
 米ワシントン、1939年11月15日。日米和平条約締結直前に、複雑な面々。
 日本岩国。連合艦隊に着任する櫂。そこで先任参謀の変人・黒沼大佐と出会う。真珠湾奇襲作戦を聞かされ、止める櫂。12/7、戦艦長門艦内主計課で勤務を始める。

→ 史実では開戦2年前。この作品ではどうなることやら。







 「レベレーション(啓示)」山岸涼子、が完結。載ってた対談によると、史実に近い内容だったそうな。こゆ人生だったのか... 子どもの頃、お話で聞いたジャンヌ・ダルクとは全然違う。彼女が見た、聞いた声を何だったんでしょう?妄想?啓示?







 「昭和天皇物語」7巻。大正天皇の容態が悪化。英国留学中の次男・秩父宮雍仁(やすひと)が呼び戻されるが、間に合わず。大正15年12月25日、方業。同日に践祚し昭和が始まる。
 翌昭和2(1927)年、帰国した雍仁を迎える三男・高松宮宣仁(のぶひと)。2月7日大葬儀。春、内閣が代わり26代総理に陸軍出身の田中義一。彼は粗暴という良くない噂があった。良子(ながこ)皇后は次女を出産するが5ヶ月で失う。雍仁に接近する陸軍の英才・永田鉄山。
 昭和3年6月4日、張作霖が爆殺される。陸軍の永田派に関与の疑い。秩父宮は会津の松平節子(さだこ)と結婚。

→ やっと即位した。長かった。これからが本番か。当然?だけど皇族を悪くは描かないね。



 「昭和天皇物語」8巻。侍従長珍田が急死。後任は遺言で海軍軍令部長の鈴木貫太郎。
 昭和4年6月27日、張作霖爆殺事件。首謀者は関東軍参謀の河本大佐で東京の陸軍省がバックにいたが、それを隠して上奏した田中総理に裕仁は辞任を迫る。首謀者らは軍法会議無し、行政処分どまり。責任を取り内閣総辞職、三ヵ月後、田中は切腹(表向きは急性狭心症)。後悔した裕仁は、今後「君臨すれども統治せず」を心に誓う。後任総理は濱口。
 昭和4年9月30日、4人目の内親王が生まれる。男児が生まれないことを憂えた皇太后らは側室(女官)制度復活を考える。
 ロンドン(海軍)軍縮条約。日本は米英の69.75%で調印。7割を死守できなかったことから、野党と海軍軍令部は「統帥権干犯」を主張。この言葉は哲学者・北一輝の発案だった。不評な条約調印もあり、昭和5年11月14日濱口首相が狙撃される。
 永田陸軍軍事課長は満洲を視察し、石原莞爾中佐らを調べる。暴走の気配。
 東京。北一輝は「天皇親政」の建白書を書き、人づてに秩父宮経由で裕仁に。怒る裕仁。そこに濱口の訃報が届く。
 満洲では柳条湖事件が勃発。発案は石原中佐。関東軍と張学良軍が衝突。中央の不拡大方針は無視される。

→ 急速にきな臭くなってきた。







 「アルスラーン戦記」14巻。ペシャワール防衛戦。帰還したギーブに救われるアルスラーン。夜戦でイスファーンがトゥラーン人の武将ジムサを捕らえる。偽情報を与え逃がすナルサス。騙されたトゥラーン軍は同士討ち。裏切りを疑われたジムサは逃亡。さらにパルス軍の夜討でジムサは再度捕虜に。トゥラーン王トクトミシュは逃げ、親王イルテリシュに討たれる。
 パルス中部。王都エクバターナを目指すメルレインとマルヤム王女イリーナはヒルメスと遭遇。

→ 原作第一部は好ましい。このまま第二部も行けば良かったのにねぇ。あと、続きはもう見られないかな。寂しい。



 「アルスラーン戦記」15巻。宝剣ルクナバード掘り出しに失敗した帰り、ヒルメス王子はマルヤムのイリーナ内親王と再会する。ヒルメスはマルヤム亡命時、イリーナと知り合っていた。が、知らぬと言い張るヒルメス。
 一方、エトワールことルシタニアの少女エステルは王都エクバターナに傷病者と幼児を連れて入城。しかし王弟ギスカールは会いもしない。
 ペシャワール城。アンドラゴラス国王が帰還。アルスラーンから兵権を奪い、南方の海岸地帯での5万人募兵を命じる。この無理難題をアルスラーンは受けるが、臣下の同行は許されなかった。しかしダリューンはキシュワードの制止を振り切りアルスラーンの後を追う。ギーヴ、ジャスワント、ファランギース、ナルサス、エラム、アルフリードも。
 港町ギランまで後2日の地点で一行はゾット族と遭遇。兵にする。
 エクバターナ。アンドラゴラスがパルス全軍を掌握したと知り、内部分裂を期待していたギスカールは落胆する。ボダンが破壊した水路の復旧もままならず、困り果てる。むやみに異教徒を殺すな、という勅令も文字が読めない兵には徹底されない。
 アルスラーン一行はギラン到着。ナルサスの旧友シャガードに会いに行くが...

→ 原作は読んでいるので粗筋は知っているけど、それでも魅力的。第一部はね。荒川弘の素晴らしさ。第二部の蛇王編は原作はつまらないけど、第二部までやるのかしら。
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