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2020年09月19日09:08

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『はちどり』

 韓国映画趣味で『はちどり』(原題:同じ)を鑑賞。キムボラ監督の初長編。国際的な賞を約50ほど受賞。


 あらすじ。

 1994年ソウル。劣等生の中学二年生キムウニは、奔放な姉スヒ、優等生だが妹に対しては暴力的な兄デフン、小さな餅屋を営む両親と5人で暮らしていた。

 ユニは彼氏ジワンや後輩の女子ユリと付き合ったり、通っている漢文塾の塾友達ジスクと悪さをしたり、マンガを描いたりして過ごしていた。しかし、彼らは皆、裏切っていく。ちょうどその頃、ウニは病気も患う。そんな傷心のウニを慰めたのは、漢文塾の新任講師のヨンジだけだった。彼女はウニの話に耳を傾けてくれる。しかしヨンジも...



 感想。

 久しぶりの、下手をしたら1年ぶりくらいの、映画館での映画鑑賞。あ、『パラサイト』以来か、それなら8ヶ月弱ぶりか。

 傷付き易い少女の日々を描いた珠玉の作品、ということなんでしょう。いわゆる単館系映画。でもタルい。大きな事件はほとんど起きないのに、2時間以上は長いよ。1時間半に縮めれば良かったのかも。

 ウニとヨンジが2人とも左利きなのも、2人の心理的距離が近くなった一因かしらん。

 また、ヨンジの本棚に資本論があったり、立退き拒否闘争の家があったり、聖水大橋事故がからんだり、と、韓国人が見ると「あぁなるほど」と深みを感じることが出来るのかもしれない。けど、日本人の多くはそんなこと感じ取れないよね。私でも、ヨンジが長く休学中だったのは左翼活動に没頭していたからで、塾をナニされたのもそれが原因かも?と思うだけ。高度成長期の、まだ男尊女卑の気風が強かった頃の女性の閉塞感も背景にあるんでしょう。

 あと、タイトルが納得行かなーい!公式サイトを見ると、色々理屈がコネられてはいるけど、納得出来ない。


 キネ旬的評価では、私は星3つ評価です。
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