20日時事放談。ゲストは菅長官と増田元知事。
・トランプショック。
どう見るか?
菅も増田も。とにかく驚いた。
日本ではあり得るか?
菅。トランプ現象は考え難い。
安倍・トランプ会談。
どう見るか。
菅。非常にリラックスした雰囲気だったという。同席した人間は皆、上手く行くと感じたらしい。
トランプは信頼できる指導者か?
菅。フリン氏(その後、安保担当補佐官に)と事前に会ったが、これまでと大きくは変わらないとのことだった。
増田。フリンも会談に同席したことを見ると、駐留費負担などについては豹変する可能性もある。
中国の出方は?世界の警察官でいられないと言っていたが。
菅。選挙向け発言だろう。
増田。トランプに投票した人たちの許容範囲は広そう。豹変を許すのでは。
期待する大事な点は?
菅。TPPは参加して欲しい。
増田。国の安保を考える日本にとって良い機会。心配なのは身内・党の主流/非主流、三つ巴の争い。
菅。トランプ研究はかなりやったが、部下に競わせるのは彼のやり方。
TPPは?
菅。オバマに影響力行使して欲しい。
増田。アメリカ抜きは考え難い。他のメガFTAが進む中、日本が主導するのが大切。
日本経済への影響は?
菅。皆の予想に反し、円安に振れた。保護主義は米国経済にとっても良くないので(修正を期待する)。実業家なのでよく分かっているはず。
増田。公共投資、財政投資を実行するだろう。財政は悪くなるだろうが、短期的には景気が刺激され世界経済にとってはプラス。
メキシコとの壁は?
菅。分からないが、誰も本当に作ると思っていないのでは?
・政治日程。
1月解散はあるか?
菅。一つ一つ仕事をこなす。解散は総理の専権事項。解散風は常に吹いている。
増田。仕事をこなし成果を出して欲しい。
領土問題は進むのか?ロシアに経済食い逃げされるのでは?
菅。プーチンと信頼関係を醸成し、ようやくそういう話が出来るようになってきた。
増田。ステップを積み上げて欲しい。
五輪。都と組織委の対立など。
増田。対外約束したことは前提にせざるを得ない。時間的にもギリギリで今月がリミット?
菅。都が招致したのだから、よく話し合って欲しい。
豊洲。移転早くても1年後。
菅。国が口出しするようなことでない。安全と、先延ばしにすることでの費用との兼ね合い。
・駆けつけ警護。
大丈夫か?
菅。今度派遣されるのは施設部隊で、行く場所は治安が安定している地域。十分訓練もしている。
増田。こういう形でやって行くべきだが、新しい任務なので、訓練しているとはいえ(ムニャ〜
・カジノ法案。
菅。外国人観光客誘致にIRが必要。
増田。地域限定の話。景気対策には魅力の一つ。
→ 菅が歯切れ悪い。現役閣僚、しかも閣内ナンバー3(麻生副総理の次)だから軽々にはモノを言えないか。
ただ、都合の悪いことはモニョモニョとなるので、トランプ当選やロシア情勢変化でアテが外れたことは感じられた。解散風は、報道どおり、だいぶ弱まった。
20日新報道2001。
・<この項は再掲>ペルーのリマで日露首脳会談が、予定より30分遅れて今朝7時半から開催中。たぶんプーチンの遅刻。遅刻するのは彼の常套手段。
→ 日露首脳会談が今朝から開催。安倍ちゃんがトランプに会いに行ったことを民進党の一部など野党から批判があるけど。日露首脳会談前に次期米国大統領と打ち合わせしておかないと、ロシアとロクに交渉出来ないから、トランプに会いに行ったのは仕方ないというか当然の行動でしょう。
安倍ちゃんの失敗は、トランプ当選を想定していなかったっぽいことの方にある。トランプ陣営だって、側近フリン氏を政府与党の菅長官だけではなく、野党きっての安保通米国通の長島・元防衛副大臣に事前に会わせている。民進党がこの2〜3年で政権奪還する可能性は低いのに。
・トランプの外交・安保面の影響。
複数のコメンテーター。「プーチンとトランプ、表面的には仲良くするだろうが、実質はそうでもないのではないか」。小野寺・元防衛相は警戒するも、両大統領はともかく、両国軍部はすぐ仲良くはならないだろう、と。
司会や複数のコメンテーター。「日米露が緩やかに連携し枠組みが出来上がる可能性もある」。「中国は米中露でやって行きたいだろう。それを阻止し日米露の枠にするため安倍は動いている」。小野寺や宮家は懐疑的。「トランプは、どちらと組めば儲かるか?と考え、中国にも魅力を感じているだろう」。
・韓国の事態。
朴擁護の集会は、戒厳令阻止の目的もあるらしい。
・日露首脳会談続き。
平井解説委員。「四島返還はないだろうが、四島共同開発などの提案があれば安倍は乗るだろう。その場合、それを成果として解散もあり得る」。
→ 共同開発を成果、と国民が見るとは思えない。でも選挙をやれば自公が勝つでしょう。単なる口実。
23日朝日。民進党の長島らがIR議連設立を決めた。会長は長島、幹事長は松野頼久、顧問は前原や松原仁となる見通し。
→ 保守系議員の集まり。ということは狙いはIRだけじゃないでしょう。
私は、IRには賛成です。仮に日本人の立入を完全自由にしても。ギャンブルで身を持ち崩す人は、パチンコ・公営ギャンブル・海外、などで既に身を持ち崩しています。新たな害はごく限定的。
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