青くて長くて

東京オリンピックで国内が盛り上がるはずだった夏の４連休。
出かけて良いのか、大人になって家にこもるべきなのか、天気も微妙というよりは完全に雨だったりもして、悩んでいるうちに木曜金曜は終わってしまった。
　
「あと２日しかない」

焦る心。


土曜日は、イヤなので２カ月以上も先延ばしにしていた実家帰りを敢行した。
普段通りに起床して、朝８時半に家を出て母の元へ向かう。
母のマシンガン・トークの相手を１０時間、拷問に耐えた自分を褒めたい。
帰宅したのはもう日付も変わって日曜日になった頃。
心底疲労した一日だった。


そして迎えた連休最終日。
昨日の疲れを癒したいし、ざわついた心を鎮めたいし、遊びもしたい。
そうしないとせっかくの連休が報われない気がする。

「うまいものを喰おう」

家を出て、市営バスの一日乗車券を買って、いざ観光の街へ。


神奈川・横浜の馬車道というところに、大好きな串揚げ屋さん『磯むら』がある。
ここのランチを食べれば落ち着けるに違いない。
関内店は、銀座本店の支店で、規模は小さいが銀座店よりも気軽に行けるので年に２回ぐらい行く。


写真をあまり撮らなかったけど、安定した味で美味しかった。
ランチ・ビールも３杯も飲んで、癒された。

ほろ酔いのまま、次は大桟橋へ行くのだけどバス便は・・・
おお！　そうだ！

今月から、「ベイサイドブルー」という特殊バスがあるのだ！
市営バスだから、一日乗車券で乗れるぞ！！

https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/tanoshimou/kanko/baysideblue.html


当初は６月から運行予定だったのが、コロナさんの影響で７月に延びたそうだ。



要するにですね、「連結バス」なんです。

説明によれば、車両は、ディーゼルエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
一車輛の乗車定員は113人、全長は１８メートル！　全幅２．５メートル。

運行区間はけっこう長いが、車輛が長い関係で停車するバス停は少ない。
停車するバス停を求めてちょっと歩いて、やっと乗れて。



事実上の観光バスなので、連休ならもっと混んでいるはずが、乗っているのはほんの数人だった。
ある意味、ラッキー！

これが、車内の連結部。



あちこち、乗ったり降りたり、途中、赤レンガ倉庫やみなとみらい地区でも遊んで、ベイサイドブルーだけで３回も乗ってしまった。
現在はバスが４輌しかないと言うので、３回ということは全体の７５％の車輛を制覇。

新車で清潔で気持ちがいいし、何度乗ってもカーブでの動きが楽しい。
しかも最後は横浜駅まで行ってくれるので、便利なことこの上ない。
ただし動きが遅いし、バス停が少ないから、日常遣いはしにくそうだった。
　

これは、最後に横浜駅の歩道橋の上からバスを撮った写真。



左に走っているのは普通の市営「大型バス」。
いかにベイサイドブルーバスの全長が長いか、おわかりいただけるであろうか。


すっかり癒されて、連休最終日を終えた。
終わり良ければすべて良し。