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2020年03月08日22:14

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東京・神田は古本屋街が有名ですが、JR神田駅周辺の飲み屋街も、イイ感じです。
旧態依然としたサラリーマン向けのお店が多く、私のようなオヤジにはなかなか魅力があります。

そんな神田に、鯨料理専門のお店があって、「これがなかなか美味いんだ」という上司のススメで初めて行ってみました。

一頭買いをして、頭から尻尾まで食べるのだそうで、部位ごとに名前がついているのは、牛肉などと同じです。

フォト


結論から申し上げますと、私はそんなに好きでもないかも〜という感じでした。

「クジラは給食メニューにあった」というのがある一定の世代の共通認識のようですが、実は私は給食で鯨を食べた記憶はありません。
缶詰で食べたり、行きつけの飲み屋の限定メニューで鯨ベーコンや鯨肉の竜田揚げ等を食べたことがあるくらいの経験値。

専門店に行ったら感動するかなーと思っていたんですが、味は微妙、どのメニューも妙にお高いし(コース+お酒で1万円を少し超えるくらい)、お店もイマイチ清潔感に欠けるし、店員さんも失礼な感じだったし・・・あ、特徴ある店主は面白かったな。


ところで、鯨と言えば、良くニュースになるのは捕鯨問題。
過激な国や団体が日本を凶弾して、鯨を獲るな〜と騒ぐ奴ですね。
私は鯨に限らず、そもそも過度な動物愛護という考え方にあまり共感をもっていません。
もちろん精神論としての「動物を大切にしよう」には大賛成です。

お肉は食べるな、毛皮を着るな、犬を虐待したら死刑、みたいな過激なのはダメ。
トキやパンダを守るのに年間○○億円かけるのもダメですし、鯨を獲るなも受け入れがたい。

先日読んだ「わけあって絶滅しました」という子供向けの本には、弱肉強食の世界で恐竜たちが死に絶えていった過程が解説されていました。
現代の絶滅危惧種も、わけあって絶滅するのだから、しょうがない部分もあるのかなぁというのが私の感想です。
無理にパワーをかけて守っても、自己満足の世界。
 
これから地球温暖化が進むと、一部の特殊動物を守ろうとしている私たちも含めて、丸ごと死に絶えるかも知れません。
そんな時、クジラやトキやパンダを守ってどうするのでしょう?

ちょっと話がそれますが、日経新聞に経済とクジラの乱獲の関係性について英国の学者コーリン・クラークが論じた話の記事があったので要点だけ。

・1頭1万ドルで売れるクジラが7万5千頭いるとする。
・クジラは、獲り過ぎなければ、子どもが生まれ育つ自然の摂理を
 ふまえ、年に2千頭を捕獲して2千万ドル儲けることができる。
 これならクジラは絶滅しないで、人間も継続的に利益を得ることが
 できる。
・一方、7万5千頭を一気に捕獲すると7億5千万ドル入り、その資金を
 年利5%で運用すれば毎年3750万ドルの利益が出る。
・つまり、年間2千頭だけ捕獲するより、全数を獲ってしまって、すぐに
 現金化して金融のノウハウで稼ぐほうが金銭面では得をする。
・自然が再生産される速度は金融市場が利益を生み出すのに比べて遅い。

なるほど、経済至上主義で考えれば、クジラは乱獲する方がお得なのか・・・
だとすると、過激な団体がもっと声を上げないと、クジラが絶滅するのも無理はないのですねぇ。

話を戻すと、鯨がもっと安くなればいいのになって、思いました。
安ければ、獲ってもあまり儲からないから乱獲されないし、私も神田のクジラ料理店での支払額が半額になるし、Win−Winなんじゃない?←違う
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