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2021年07月29日05:57

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ジャンボ鶴田怪物伝説(830)

87年「創立15周年記念新春ジャイアント・シリーズ」開幕戦、1月2日後楽園ホール(テレビ収録、観衆3,300人超満員発表)大会。

なお、この年の後楽園ホール開幕2連戦昼興行は1月2、3日両日ともに新日本プロレスが「ニューイヤー・ダッシュ87」開幕2連戦を夜興行に入れており、興行面での争いともなっています。私は正月休みとあって2日昼全日本、夜新日本、3日昼全日本、夜新日本の4大会全て観戦しました。

昼が全日本で夜が新日本の正月の後楽園ホール大会はこれより4年前の83年1月2日に1日だけあり、夜興行の新日本の坂口征二副社長と新間寿営業本部長が昼興行の馬場を表敬訪問し、正月らしい平和な雰囲気でしたが、この時は長州力以下新日本プロレスを大量離脱したジャパンプロレス勢が大量参戦しており、とてもそういうムードにはなりませんでした。

ジャパンプロレス勢が参戦してから殺伐とした対抗戦ムードとなり、85、86年の2年間は開催が見送られてきた新春恒例の日本テレビ杯争奪スーパーヘビー級バトルロイヤル(17人参加)が3年ぶりに復活。

参加選手は鶴田、天龍源一郎、長州、谷津嘉章、輪島大士、タイガーマスク、アニマル浜口、寺西勇、タイガー・ジェット・シン、カート・ヘニング、ア・シーク、フランク・ランカスター、ラッシャー木村、ザ・グレート・カブキ、阿修羅・原、マーク・レーガン、鶴見五郎。

決勝はタイガーマスクとア・シークが残り、タイガーマスクはア・シークのブレーンバスターをかわし、バックに回ってロープに押し込んでの後方回転エビ固めに決めフォール勝ち。6分51秒、タイガーマスクが優勝し、日本テレビ杯と賞金100万円を獲得。

バトルロイヤルの前に行われたセミファイナル、輪島聖地後楽園ホール第1戦は大相撲時代、学生相撲から、花籠部屋までの後輩にあたる石川敬士と組んでシン&ア・シーク組と対戦。メインイベントのバトルロイヤルをボーナストラックマッチとするならば、鶴田、天龍、長州、谷津より後の実質的メインイベント登場となる訳で、全日本プロレス、日本テレビの期待の高さが伺えます。 

シンは場外で石川の額を割り、流血させてからリングに上げてア・シークと2人がかりで攻撃。そこへ輪島が助けに入り、制止するレフリーを場外へ投げ落とし7分27秒、輪島&石川組の反則負けとなりました。

長州&谷津組はカート・ヘニング&ロイヤル組と対戦、5分53秒、長州がリキラリアットからの片エビ固めでロイヤルを降して新年初戦を白星で飾りました。51歳で試合ブランクのあるロイヤルにはリキラリアットの洗礼はキツかったか。
 
鶴田&天龍組はザ・デストロイヤー&レーガン組と対戦、10分41秒、天龍がパワーボムからのエビ固めでレーガンからフォール勝ち。正直、レーガンは試合経験に乏しく、全日本プロレスのレベルには通用しないと思いました。

初来日のランカスターは大熊元司とシングルマッチで対戦、2分6秒、河津落としからの体固めで勝利。

ジャパン対国際血盟軍6人タッグマッチ、浜口&寺西&仲野信市組vsR木村&助っ人であるカブキ&鶴見組は 10分3秒、鶴見がバックドロップから仲野を体固め
    
全日本対国際血盟軍&カルガリー・ハリケーンズ混成チーム、タイガーマスク&ハル薗田組と原&ヒロ斉藤組は10分10秒、原がヒットマン・ラリアットから薗田を体固めに降しました。

第1〜4試合はいずれも全日本対ジャパン、翌1月3日に行われる世界ジュニア・ヘビー級選手権試合前哨戦、挑戦者渕正信が凱旋帰国後初シリーズフル参戦となる川田利明と組んで王者小林邦昭&保永昇男組と対戦した一戦は8分59秒、小林がスリーパーホールドで渕を返り討ち。この結果で翌日のタイトル戦の結果が見えて来てしまうのですが…
  
サムソン冬木は栗栖正伸を7分48秒、首固めで破り、マイティ井上は笹崎伸司と対戦、僅か3分13秒、サマーソルトドロップからの片エビ固めで完勝。このマッチメイクは笹崎にはかなり酷だったと言えます。

第1試合、87年日本マット界ファーストマッチ、小川良成と佐々木健介のシングルマッチは8分47秒、回転エビ固めで小川が勝ち、1〜3試合は全日本の全勝に終わりました。
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