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2021年04月21日23:03

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ジャンボ鶴田怪物伝説(731)

86年「チャンピオン・カーニバル」天龍の返上により空位となっていたUNヘビー級王座決定リーグ戦、4月9日、北九州市西日本総合展示場では阿修羅・原とオレイ・アンダーソンが対戦し11分19秒に両者リングアウトの無得点試合。原は1勝1両リンの2点、オレイは2勝1敗1両リンの4点で早くも残り公式戦は1試合。

4月10日に大分県立荷揚町体育館で予定されていた谷津嘉章とテッド・デビアスの公式戦は谷津の棄権によるデビアスの不戦勝となり、デビアスは2勝1時間切れ引き分けの5点で残り2試合、決勝進出に大手をかけました。

4月11日、長崎国際体育館(観衆4,200人満員発表)大会、メインイベントでは長州力&谷津組にラッシャー木村&阿修羅・原組の国際血盟軍が挑戦するインターナショナル・タッグ選手権試合が組まれていましたが、4月2日の魚津市総合体育から欠場していた谷津がタイトルマッチということで戦列復帰。

これまでに両チームは前85年10月8日、徳島市立体育館(両チームリングアウト)、同11月23日、後楽園ホールでの「世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦(長州&谷津組反則勝ち)と2戦して完全決着はつかず。

長州、天龍が対戦相手だとガンガン攻めていけるのでライバル心剥き出しにして張り切る原は谷津にヒットマン・ラリアット、谷津は場外に転落。原はさらに場外で谷津にヒットマン・ラリアット、しかしこれは寸前で谷津がかわして原はコーナーポストに激突。

そこへ試合権利のない長州が入ってきて原にリキラリアット一閃、谷津がこの間にリングに上がり、原は場外10カウントまでにカムバック出来ず、14分38秒、谷津が原にリングアウト勝ちを収め、長州&谷津組が2度目のタイトル防衛に成功しました。

国際血盟軍は足腰に衰えの見えるR木村が他の3選手の試合スピードについて行けず、原をフォロー出来なかったのが敗因でした。原は試合には敗れましたが、地元長崎の興行で4,200人発表の満員の観客を入れて、84年10月22日、同所での自身のプロモート興行に穴を開けて失踪した時の汚名返上は多少なりともしたと思います。

セミファイナルは馬場&鶴田&大熊元司組とスタン・ハンセン&デビアス&ロン・バス組の6人タッグマッチ。ハンセンは3年前の83年4月17日にはこの会場でバスと組んで5日前の4月12日、松山・愛媛県民館で馬場&鶴田組を破って獲得したインターナショナル・タッグ王座から転落、前85年4月15日には当時馬場が保持していたPWFヘビー級王座に挑戦して反則負けと、勝運には恵まれていません。

新旧のパートナーとトリオを組んだハンセンは10分24秒、ウェスタン・ラリアットからの体固めでタフな大熊を撃沈させてウサを晴らしました。

ジャパン対カルガリー・ハリケーンズ、キラー・カーン&アニマル浜口&小林邦昭組vsスーパー・ストロング・マシン&ヒロ斉藤&高野俊二組という好カードが実現、12分36秒にハリケーンズがレフェリー暴行による反則負けとなっています。

天龍&タイガーマスク組はオレイ・アンダーソン&鶴見五郎組という渋過ぎる職人タッグと対戦、12分58秒、天龍が延髄斬りから鶴見を体固め。

全日本対ジャパン、石川敬士&マイティ井上組vs永源遙&保永昇男組は11分、石川が保永を首固め。全日本同士のサムソン冬木vs渕正信のシングルマッチは12分41秒に両者リングアウトの引き分け。同じく全日本同士、グレート小鹿&ロッキー羽田組vsハル薗田&百田義浩組は義浩が一枚落ち、17分7秒に小鹿が義浩を体固めに決めて小鹿&羽田組が完勝。

第1、2試合は全日本対ジャパンのシングルマッチ、百田光雄と仲野信市は9分30秒に仲野が逆さ押さえ込みで勝利。小川良成と山本英俊のシングルマッチは7分47秒、小川がエビ固めで山本を丸め込み、デビュー7か月にしてプロ初勝利を挙げました。
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