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2021年02月19日22:15

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週プロ流智美あの日あの時予想2020年総括(44)

第160戦 11月11日発売号●【予想】大木金太郎韓国ツアー、流血大王キラー・トーア・カマタと激闘(78年11月10日、韓国・ソウル市奨忠体育館&11日、全州市体育館)【正解】オープン選手権、試合形式決まる(75年全日本プロレス六本木事務局)【参考】2015年11月11日発売号は天龍、プロレスデビュー前に桜田一男とアマリロで相撲マッチ(76年テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ)

【解説】11月11日というのも昭和、平成を問わず「ネタ不足」の日、と言えます。(特に昭和)暮れのシリーズに入るまでの端境期にあたり、国際プロレスは冬のシリーズは開催していましたが話題に乏しくなかなか材料を収集するには苦戦する日です。

全日本プロレス78年「ジャイアント・シリーズ」が11月9日、豊橋市体育館で終わると、シリーズに参戦していた大木金太郎は来日していたキラー・トーア・カマタ、初来日のディック・ブラッド(ティト・サンタナ)、パートナーのキム・ドク、全日本プロレスの伊藤正男を連れて11月10日ソウル、11日全州の2日間の韓国ツアーを開催しています。

初日はソウル市奨忠体育館でメインイベントは大木&ドク組がカマタ&ブラッド組と対戦し2−1で勝利。セミファイナルは南海山と伊藤がシングルマッチ45分3本勝負で対戦、1−1から伊藤の反則負け。

2日目の全州では大木の保持するインターナショナル王座にカマタが挑戦。1本目は10分34秒大木が反則勝ち、2本目は4分12秒に大木がリングアウト勝ち、2−0のストレート勝ちで王座防衛に成功しています。

75年9月29日、馬場は全日本プロレス創立3周年、アメリカ建国200年を記念して、内外の強豪20選手による夢の祭典「オープン選手権」を12月に開催することを発表。馬場は会見の席上「オープンの名に相応しく国内団体にも広く『門戸を解放する』」とアピール。「猪木選手が出てもいいということか?」という記者の質問に「そういうことです」と回答。

前74年は猪木に「日本選手権を賭けて対戦しよう」とマスコミを使って再三挑発を繰り返され沈黙をきめていた馬場が反撃に出た訳ですが、猪木は「馬場のやり方は汚い。私がやりたいのはあくまでも馬場戦、向こうの興行に出て儲けさせるつもりはない」と事実上の参戦拒否。

それでも猪木が万が一「出る」と言ってきた時の為に馬場はシュートに強い外国人選手を前半戦で連日猪木と当てて、馬場戦にたどり着く前に潰してしまおうと考えていたと言います。

猪木ら新日本プロレス勢の参加はなく、交流関係のあった国際プロレスはいち早く参加を表明、ラッシャー木村、グレート草津、マイティ井上の3選手を送ると表明。参加選手は前出の国際の3人に加え、全日本プロレスから馬場、鶴田、ザ・デストロイヤー、アントン・ヘーシンク。フリーの大木金太郎、ヒロ・マツダ、外国人はドリー・ファンク・ジュニア、ハーリー・レイス、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ダスティ・ローデス、ディック・マードック、ドン・レオ・ジョナサン、バロン・フォン・ラシク、ホースト・ホフマン、パット・オコーナー、ケン・マンテル、ミスター・レスリングの計20人。

この年の8月のNWA総会でサム・マソニック氏の後任としてNWAの会長となったフリッツ・フォン・エリック(ジャック・アドキッセン)が馬場に「お前、アメリカマット界を空っぽにする気か!?」と半分冗談で言ったとのことですが、本当に質量共に物凄いメンバーが集結しました。

しかし、オープン選手権は急遽決まった為、大会場を押さえることが出来ず、日程も12月6日、足立区体育館での開幕戦から18日の川崎市体育館まで全12戦。(シリーズ中の11日は日本武道館で力道山13回忌追善興行を開催する為、公式戦は行われない)12大会のうちに20人の総当りリーグ戦は組むことは無理。

とはいえ、トーナメントにしたら見たいカードも見られなくなることになり、この日行われた試合形式の発表では、ファン投票により1位から20位までの選手のランキングを決め、同時に見たいカードもファン投票で募り、ランキングを「番付」とし、上位陣同士、下位陣同士の対戦を原則としてファン投票による見たいカードを優先して組んでいき、全員が同数の公式戦を消化、最多得点者を優勝とすることと発表されています。実行委員である芳の里日本プロレス代表の提案による「大相撲形式」にファン投票による組み合わせを加味した変則的なルールとなりました。

結果的には選手の途中棄権もあり、全員が同数の公式戦を消化するのは無理がありました。

※対戦成績は160戦32勝128敗、勝率200。
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