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2020年11月18日22:18

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ありがとう!横浜文化体育館(71)

東日本大震災の起きた11年夏の8月21日、OZアカデミーは7年ぶりに横浜文化体育館に進出。OZは、97年8月16日、前日のJWP広島アステールプラザにおいて尾崎魔弓のライガーボムを喰らって試合後に意識不明となり急性硬下膜出血及び脳挫傷の為29歳の若さで帰らぬ人となったプラム麻里子(本名・梅田麻里子さん)の追悼興行として毎年8月のプラムの命日近くに「プラムの花咲くOZの国」と題した大会を開催してきました。

これまではOZのホームである新宿FACE、後楽園ホールでの開催が主でしたが、この年は横浜文体での「YOKOHAMA DREAMS PARK」の開催となりました。(観衆2,515人発表)同時に96年にユニットとしてスタートしてから15周年記念興行でもありました。

試合開始前の入場セレモニーで代表である尾崎が観客に挨拶、「小さなユニットだったOZが、15年経った今、横浜文体で試合出来ることを本当に嬉しく思います。」と喜びのコメントをしています。

メインイベントではOZアカデミー認定無差別級選手権試合、王者ダイナマイト・関西に尾崎、アジャ・コング(フリー)、神取忍(LLPW)の3人が挑戦する4WAYマッチ時間無制限変則ルール。王者関西は挑戦者3人を全て倒さないと勝ちとなりませんが、挑戦者3人のうち1人が関西に勝てばベルト移動という、王者関西にとってはハンディキャップマッチとなりました。82年11月4日、83年2月7日、新日本プロレス蔵前国技館で行われた猪木vsラッシャー木村&アニマル浜口&寺西勇組の国際軍団との1対3マッチと挑戦者同士が手を組まないという以外はほぼ同じルールでした。

試合は12分10秒、関西が神取を左ハイキックからの片エビ固めでフォールし先ずは神取が退場。次いで26分40秒、関西はアジャにコーナーポスト最上段からのダイビング・フットスタンプを見舞い、体固めでフォール、アジャ退場。残すところは尾崎一人となりました。

しかし尾崎のセコンド、ポリスが巧みにレフェリーの注意をそらしてカウントさせず、関西はとどめとばかりスプラッシュマウンテンに尾崎を担ぎ上げたところ、関西の背中を滑り降りた尾崎が回転エビ固めに丸め込んでカウント3。37分42秒(試合時間はトータルタイム)、ルールによりベルト移動となり、尾崎がメモリアル興行で新王者となりました。

OZアカデミーはユニット誕生から数えて15周年でしたが、86年8月に全日本女子プロレスでデビューしているアジャの25周年でもあり、祝福にタレントの久本雅美、引退試合を翌12年1月に控えたブル中野が来場しています。また、明暗を分けた感じはありますが、負傷欠場中のKAORU(フリー)も同じ25周年、リング上から欠場の挨拶を行いました。

セミファイナルはOZアカデミー認定タッグ選手権試合、王者チーム豊田真奈美&カルロス天野組に友情タッグ、植松寿絵&輝優優(共にフリー)組の「植松輝」(うえまつらん)が挑戦、21分51秒、天野が輝をエビ固めに決めて豊田&天野組が王座防衛を果たしました。

メキシコAAAからアルシオンで長く活躍していたマリー&ファビーのアパッチェ姉妹が来日。マリーは永島千佳世と組み、ファビーはAKINO(フリー)と組んで分かれて対戦、19分2秒、永島がファビーをクルクルピー(旋回式回転エビ固め)でフォールし永島&マリー組に凱歌が上がっています。

ガイアジャパン時代の同期対決、加藤園子にセンダイガールズプロレスのエース、里村明衣子がシングルマッチで対戦、慢性的な足の故障で長期欠場を繰り返していた加藤と団体の代表兼エース里村とでは残念ながら実力に開きがあるとしか言えず、13分24秒、デスバレーボムからの片エビ固めで里村が完勝。まだ里村が「女子プロレス界の横綱」と言われる前の試合でしたが、必殺技のデスバレーをフィニッシュに持ってきたあたりはかつて同期としてガイアのリングで一緒にAAAWジュニア・タッグ王座のベルトを保持していた加藤に対する激だったと思います。

華名&紫雷美央&紫雷イオ組のフリーユニット「トリプルテイルズ」が登場、桜花由美(WAVE)&栗原あゆみ(WAVE)&悲恋(センダイガールズ)組と対戦、6分32秒、イオが悲恋をライダーキックからの片エビ固めでフォール。既にこの時解散を発表していたトリプルテイルズですが華名、イオ共に現在はWWEスーパースターとして世界で活躍していますから本当に凄い話です。

井上貴子(LLPW)&広田さくら(フリー)組vs吉田万里子主宰のエスオベーションの中川ともか&松本浩代組の一戦は12分24秒、エビ固めで松本が広田に勝利。

第2試合では横浜が地元の大日本プロレス提供試合が行われ、伊東竜二&佐々木義人&石川晋也組と関本大介&岡林裕二&橋本和樹組というデスマッチとストロングのトップが参戦した好カードが行われ、10分6秒、伊東が橋本和をドラゴン・スプラッシュから体固めで伊東&義人&石川晋組の完勝に終わりました。

第1試合にはJWPのコマンド・ボリショイがボリショイ・キッドとして登場、小松奈央と対戦、プラムとはジャパン女子プロレス時代からの仲であるボリショイは6分4秒、ストレッチプラム(元全日本プロレスの川田利明のオリジナルだがプラム麻里子も自分のリングネームが入っている技として生前使っていた)でギブアップさせプラムへのオマージュとして観客にアピールしています。

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