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2020年09月27日01:34

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ありがとう!横浜文化体育館(18)

左足大腿骨亀裂骨折の重傷を負い長期欠場となった馬場不在で91年の全日本プロレスはスタート。53歳という年齢から再起不能説も強く出ましたが、6月1日、日本武道館で馬場は153日ぶりに復帰。ラッシャー木村、渕正信と組んでアブドーラ・ザ・ブッチャー&ジャイアント・キマラ1&2号組を破り復帰戦を飾りました。

この年初の横浜文化体育館大会は7月20日、「サマー・アクション・シリーズ」(テレビ収録、観衆4,900人超満員発表)に行われました。

メインイベントは鶴田の三冠ヘビー級王座にスティーブ・ウイリアムスが挑戦。三冠ヘビー級王座は鶴田→天龍→鶴田→テリー・ゴディ→スタン・ハンセンと移動。91年1月19日、松本市総合体育館で鶴田がハンセンを破り2度目の返り咲き、4月18日、日本武道館で前90年5月14日、天龍以下選手離脱のあった東京体育館での「スーパー・パワー・シリーズ」開幕戦でタイガーマスクの覆面を自ら脱ぎ素顔になった三沢光晴を破り初防衛を果たし2度目の防衛戦。

鶴田は恐るべき強さを発揮しウイリアムスを寄せ付けず20分35秒、バックドロップからの体固めでフォール勝ちし2度目の防衛に成功。

セミファイナルは三沢&小橋健太組の「超世代軍」とハンセン&ダニー・スパイビー組対戦、ハンセンが逆エビ固めで小橋をギブアップさせました。この時点で超世代軍にとってはハンセンはまだまだ高い壁でした。

セミ前には川田利明と田上明のシングルマッチが行われました。この年の1月、「新春ジャイアント・シリーズ」で「ナマクラ田上に喝を入れる」と川田が田上を挑発、1月2日の後楽園ホールでのバトルロイヤルで川田が田上に仕掛けて因縁が勃発。このシリーズは「田上七番勝負」が行われていましたが、1月15日、後楽園ホールで番外戦で対戦、川田がフォール勝ち。4月18日、日本武道館で、田上が断崖式ノド輪落としからリングアウト勝ちを収め川田から初勝利。

1勝1敗で迎えた決着戦は11分54秒、胴絞めスリーパーホールドで川田が田上を絞め落としました。

秋の「ジャイアント・シリーズ」最終戦10月24日、横浜文体大会(テレビ収録、観衆4,900人満員発表)では三冠ヘビー級選手権試合が2回連続で組まれ、川田が鶴田の王座に初挑戦。川田にとっては初の三冠挑戦でしたが、鶴田が無類の強さを発揮。19分5秒、バックドロップ・ホールドで完勝。3度目の防衛を果たしています。鶴田最後の全盛期でしょう。

セミファイナルの小橋&ジョニー・エース組とハンセン&スパイビー組は16分37秒、ハンセンがエースをショートレンジのウェスタン・ラリアットからの体固めで降しています。

ジュニアの絶対王者、渕正信にダニー・クロファットが挑戦した世界ジュニア・ヘビー級選手権試合は21分40秒、クロファットの膝を集中攻撃した渕がレフェリーストップ勝ちで王座防衛に成功。

創立20周年記念イヤーとなった92年は4月2日に横浜文体大会(テレビ収録、観衆4,900人満員発表)で「チャンピオン・カーニバル」公式戦が組まれています。チャンピオン・カーニバルは前91年から優勝争い形式が復活。AB両ブロック別総当たりリーグ戦が採用されました。

メインイベントは鶴田と三沢の公式戦で30分時間切れ引き分けとなりましたが、これが最後の両者のシングルマッチとなりました。他はハンセンとスパイビーのパートナー対決はハンセンがウェスタン・ラリアットからの片エビ固めで完勝しています。

鶴田は7月4日、横須賀市総合体育会館で開幕の「サマー・アクション・シリーズ」を足首の負傷を理由に全休していますが、実際はB型肝炎によるものでした。8月20日、後楽園ホールで開幕の「サマー・アクション・シリーズ2」から復帰。 

創立20周年記念「ジャイアント・シリーズ」10月11日、横浜文体大会(テレビ収録、観衆4,900人満員発表)。メインイベントは三沢vs田上のノンタイトル戦。19分10秒、三沢がタイガー・ドライバーからのエビ固めで田上を退けました。

20周年記念スペシャルマッチとして組まれた馬場&ドリー・ファンク・ジュニア&鶴田組とゴディ&ウイリアムス&リチャード・スリンガー組の一戦は19分35秒、鶴田がバックドロップからスリンガーを体固め。鶴田は田上と組んで出場予定だった次期「世界最強タッグ決定リーグ戦」を内臓疾患を理由に欠場、以後病気療養に入りますので、この「ジャイアント・シリーズ」が最後のシリーズフル参戦となりました。

川田&小橋組はハンセン&エース組との対戦、ウェスタン・ラリアットでハンセンが小橋をフォールしています。

渕に小川良成が挑戦した世界ジュニア・ヘビー級選手権試合は渕がバックドロップの連発からのフォール勝ちで王座防衛。全日本ジュニアは渕の時代が依然として続いていました。
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