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2020年09月23日22:59

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ありがとう!横浜文化体育館(15)

85年4月24日、「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」横浜文化体育館(テレビ収録、観衆4,400人発表)大会では鶴田がリック・フレアーの保持するNWA世界ヘビー級王座に挑戦。私はこの興行は生観戦しています。

前日の4月23日には相模原市立総合体育館でジャパンプロレスの長州力がフレアーの同王座に初挑戦。21分4秒に両者リングアウトで引き分け。

鶴田はこれが17度目の王座挑戦となり「差を見せる」と意気込んでいましたが、26分1秒に両者リングアウトの引き分けとなり、結果では優劣をつけることは出来ませんでした。

セミファイナルでは、3月に新日本プロレスに電撃移籍したブルーザー・ブロディに代わり、スタン・ハンセンの正パートナーとなったテッド・デビアスがハンセンとのタッグで馬場&石川敬士組と対戦。ハンセンがウェスタン・ラリアットからの体固めで石川を破りました。

また前84年10月に地元長崎での主催大会を目前に阿修羅・原が失踪(借金問題が原因と思われる)していましたが、4月3日、山形県体育館でのセミファイナル、石川vs長州の試合に突如乱入、履いていたブーツで長州の額を殴りつけました。

姿を現した原は、この日天龍と組んでの長州&アニマル浜口組戦で復帰戦が行われる予定でしたが、入場し、試合開始前にパートナーの天龍を襲撃。一人で控室ヘ戻ってしまいました。代わりに既に1試合行っている大熊元司が天龍と組んで長州&浜口組と試合をしましたが、僅か1分27秒で長州のリキラリアットの前に敗れ去っています。原は一匹狼として、全日本本隊、ジャパン軍団両方に牙を剥いていくことを宣言しました。

11月30日、「世界最強タッグ決定リーグ戦」横浜文体大会は観衆4,300人発表。10月19日放送分より、日本テレビ「全日本プロレス中継」が6年半ぶりにゴールデンタイムに復帰。テレビ生中継として行われています。

タッグ・リーグ公式戦はハンセン&デビアス組とハーリー・レイス&ジェシー・バー組の一戦は7分14秒、ハンセンがバーをウェスタン・ラリアットからの体固め。全日本対ジャパン頂上決戦、鶴田&天龍組と長州&谷津嘉章組は30分時間切れ引き分けとなりました。

全日本プロレスは最強タッグ優勝戦の試合会場をこの年から日本武道館に変更。12月12日に開催された優勝戦では最終公式戦で長州&谷津組と30分時間切れで引き分けたハンセン&デビアス組が最多得点の7点で初優勝を果たしています。

86年4月5日「チャンピオン・カーニバル」横浜文体(テレビ生中継、観衆4,800人満員発表)大会。このシリーズには前85年12月29日、ニュージャージー州イースト・ルーサーフォード・メドーランズ地区ブレンダン・バーン・アリーナでリック・マーテルを破りAWA世界ヘビー級王者となったハンセンが来日。

ハンセンは同じく前85年7月30日、福岡スポーツセンターで馬場をエプロン越しのバックドロップからの体固めで破り、PWFヘビー級王座を獲得しており2冠、さらにブロディ離脱後デビアスをパートナーにPWF世界タッグ王者にも王座決定戦を行うことなく認定されて3冠王者でした。

シリーズ開幕戦の3月29日、後楽園ホールでは先ず鶴田が自ら保持するインターナショナル・ヘビー級の王座を賭けてハンセンのAWA世界、PWFの2冠とトリプルタイトルマッチを行いましたが両者リングアウト。 

第2週の横浜文体で、長州がハンセンの2冠に挑戦。ハンセンのセコンド、デビアス、オレイ・アンダーソンと長州のセコンド、谷津、キラー・カーンがやり合う中、エキサイトしたハンセンが止めに入ったタイガー服部レフェリーを突き飛ばし、18分27秒にハンセンの反則負け。

ルールによりPWFのみ移動、長州が全日本の至宝、馬場の代名詞であったPWFヘビー級王座を獲得。2月5日、札幌中島体育センターで谷津と組んで鶴田&天龍組を破って獲得したインターナショナル・タッグ王座と併せて2冠王となり、外敵である長州は馬場が大事にしていたベルトを2つ巻くことに。

一方でその試合で谷津のジャーマン・スープレックスホールドの前にフォール負けし、インターナショナル・タッグのベルトを奪われた天龍はケジメ賭してUNヘビー級王座を返上、このシリーズ改めて王座決定リーグ戦に参加。この日の横浜文体大会でOアンダーソンと公式戦で対戦、5分39秒、パワーボムからのエビ固めで勝利。

シリーズ最終戦の4月26日、大宮スケートセンターでのデビアスとの最終公式戦を首固めで勝利を収めた天龍がベルトを再び獲得しました。

インターナショナル・タッグ王者チームとなった長州&谷津組は、鶴田&天龍組、ラッシャー木村&原組、スーパー・ストロング・マシン&高野俊二組、アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズ、キラー・カーン&SSマシン組、ドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクス、鶴田&天龍組と86年中に7度の防衛を果たし、明けて87年「新春ジャイアント・シリーズ」初の1月24日、横浜文体(テレビ生中継、観衆4,750人満員発表)大会で鶴田&天龍組の3度目のリターンマッチを受けました。私はこの興行は生観戦しています。

この試合、長州と天龍のロープワークの攻防の際、レフェリーのタイガー服部が天龍の前を横切り、視界不良になった天龍に長州のリキラリアットが決まり、17分56秒、長州が天龍を体固めに決めて王者組が8度目の王座防衛。

セミファイナルでは前86年4月13日、全日本プロレス入団を発表した第54代横綱・輪島大士が国内デビュー戦の相手でもある(86年11月1日、石川・七尾市総合体育館)タイガー・ジェット・シンとシングルマッチで対戦、7分47秒、シンのセコンド、ア・シーク(ジェリー・スタッブス、ミスター・オリンピア)の乱入で反則勝ち。

シリーズ最終戦の2月5日、札幌中島体育センターで4度び鶴田&天龍組が長州&谷津組のインターナショナル・タッグ王座に挑戦。天龍が谷津を「無骨な」ジャーマン・スープレックスホールドで破り1年ぶりに鶴龍コンビが王座奪回。敗れた瞬間、長州が吹っ切れたような笑顔を見せました。

次期「エキサイト・シリーズ」2月20日、後楽園ホール大会を右腕ガングリオンを理由に欠場した長州はジャパンプロレスを離れ、全日本プロレスのリングから去りました。
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