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2020年06月16日21:48

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ジャンボ鶴田怪物伝説(640)

85年「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」最終戦、9月19日、後楽園ホール(テレビ収録、観衆2,800人満員発表)大会。この日は同日同時刻から新日本プロレスが東京体育館で猪木vs藤波の師弟対決をメインにビッグマッチを開催しており、規模の違いはあれど興行戦争となりました。

メインイベントは鶴田の保持するインターナショナル・ヘビー級王座に元NWA世界ヘビー級王者、「ミスター・プロレス」ハーリー・レイスが挑戦。レイスは鶴田とは過去にUNヘビー級王座を賭けて4回対戦し1勝1敗2分と完全に互角。また、インターのベルトに挑戦するのは過去日本プロレス時代も含めて今回が初です。

試合はロープに飛んだレイスがフライング・ボディアタックを仕掛けようとしましたが、鶴田はこれを受けとめ、両者そのままトップロープ越しに場外に転落。場外でレイスは頭から倒れ込むダイビング・ヘッドバットを見せましたが、これは鶴田がかわして自爆。リングに生還しようとした鶴田でしたが、レイスが下から足を引っ張って離さず、16分12秒に両者リングアウトの引き分けとなり決着はつかず、鶴田が13度目の防衛を果たしています。

セミファイナルでは長州力&谷津嘉章&アニマル浜口組がザ・グレート・カブキ&キラー・ブルックス&マーティ・ジャネッティ組と対戦。カブキは今回、全日本本隊でなく、ヒール外国人側のエースとして長州と対峙。

試合は11分42秒、長州がリキラリアットからの体固めでジャネッティを降しジャパンプロレス軍が最終戦を勝利で飾りました。

セミ前に組まれたのは馬場&天龍組とキラー・トーア・カマタ&ティム・ホーナー組で9分33秒、天龍がパワーボムからのエビ固めでホーナーを手堅くフォールしました。

全日本対ジャパン、タイガーマスク&石川敬士組と小林邦昭&新倉史裕組の一戦は8分41秒、石川がカチアゲ式の強烈な相撲タックルからの片エビ固めで新倉を撃破。体力差を見せつけています。

ジャパン対国際血盟軍、キラー・カーン&寺西勇組vsラッシャー木村&鶴見五郎組は11分8秒に両チームリングアウトの引き分け。

「ヒットマン」阿修羅・原はターザン後藤とシングルマッチで対戦し4分18秒、ヒットマン・ラリアットからの体固めで最終戦は秒殺勝利で締め括り。

全日本対ジャパン、グレート小鹿&大熊元司組の極道コンビと栗栖正伸&仲野信市組は11分36秒、大熊がジャンピング・ヘッドバットからの体固めで極道コンビの勝ちとなりました。

全日本対国際血盟軍、マイティ井上&ハル薗田組vs剛竜馬&アポロ菅原組は9分18秒、国際プロレスの大先輩であるM井上が菅原を回転エビ固めに丸め込んでの勝利。

ジャパン対国際血盟軍、保永昇男と高杉正彦のシングルマッチは8分13秒、回転エビ固めで保永が勝ち。全日本対ジャパン、川田利明と笹崎伸司のシングルマッチは8分15秒、川田がジャーマン・スープレックスホールドで勝ちを収めました。

なお、今シリーズ9月3日、宮古大会でデビューした新人の小川良成はデビュー2戦目を前日の9月18日、千葉・館山市民センター(観衆2,200人発表)で行い、百田光雄に5分18秒、バックドロップからの体固めで敗れました。選手が多かった当時の全日本プロレスではデビューしても連日試合を組んでもらう訳にはいきませんでした。

8月5日、ジャパンプロレス主催興行の大阪城ホールに現れたスーパー・ストロング・マシン、同じく8月7日、後楽園ホールに来場したヒロ斉藤は新日本プロレスの8月23日、東村山市民スポーツセンターで行われた「チャレンジ・スピリット85」開幕戦を無断欠場。

高野俊二も共に会場に現れず、3人は8月29日、港区白金の八芳園で記者会見を行い、新日本プロレスからの離脱と日本初のプロダクション、「カルガリー・ハリケーンズ」のを起ち上げることを発表しています。

ハリケーンズの3選手は9月6日、UWF後楽園ホール大会を会場観戦。動きがあるかと思われましたがUWFは同月11日、同所での興行を最後に活動停止してしまいました。そうなると、ハリケーンズのターゲットは残すところ後一つ…。
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