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2020年06月13日22:38

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ジャンボ鶴田怪物伝説(637)

85年「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」第14戦、9月7日、流山市総合体育館(観衆2,700人満員発表)大会。

メインイベントは天龍の保持するUNヘビー級王座に「インドの狂虎」タイガー・ジェット・シンが挑戦。シンは2月5日、東京体育館で馬場のPWFヘビー級王座に挑戦しコブラツイストにギブアップ負けを喫して以来のベルト挑戦。

天龍は前84年2月23日、前王者デビッド・フォン・エリック急死を受けてリッキー・スティムボートと王座決定戦を行い、グラウンド・コブラツイストで勝ち王座獲得以来、テッド・デビアス、阿修羅・原(2回)、上田馬之助、ディック・スレーター、ジム・ガービン、マイケル・ヘイズ、キラー・カーン、谷津嘉章と9度の防衛に成功、こちらがV10戦となりました。

シンは前半からチョーク攻撃で試合を優位に進めましたが、天龍が放った延髄斬りで場外に転落。天龍もこれを追って場外ヘ。先に場外に落ちたシンはイスを持ち出して天龍の喉元を何回か痛打、天龍もイスを持って反撃している間にカウントが進み、9分53秒、両者リングアウトの引き分けで天龍が10度目の防衛に成功していますが、内容は不完全燃焼。

同王座の最多防衛記録は鶴田の13回(81年1月22日、韮崎市運動公園体育館でアブドーラ・ザ・ブッチャーを降して王座獲得〜82年8月1日、後楽園ホールでハーリー・レイスに敗れ転落)があり防衛回数は二桁には乗せたものの鶴田にはまだ届かず。

セミファイナルは長州力&Kカーン&谷津組のジャパンプロレス最強トリオとレイス&キラー・トーア・カマタ&マーティ・ジャネッティ組が対戦。長州とレイスは先の「熱風!サマー・アクション・ウォーズ」後半戦以来2シリーズぶりの対戦。9分58秒、長州がジャネッティをリキラリアットから体固めに決めて長州&Kカーン&谷津組に凱歌が上がりました。

セミ前に組まれたのは鶴田&石川敬士組vsザ・グレート・カブキ&キラー・ブルックス組の一戦。石川がリング中央で長州の得意技であるサソリ固めをガッチリと決め、あわやギブアップ寸前というところでしたが、カブキがカットに入り、制止に入ったレフェリーにも暴行を加え、11分31秒、カブキ&ブルックス組の反則負けとなりました。

全日本対国際血盟軍、馬場&タイガーマスク&ハル薗田組とラッシャー木村&鶴見五郎&剛竜馬組の一戦は9分4秒、タイガーマスクが剛をダイビング・ヘッドバットから体固めに決めて全日本軍の完勝。

「ヒットマン」阿修羅・原はこの日はターザン後藤とのシングルマッチ、3分11秒、ヒットマン・ラリアットからの体固めで快勝し秒殺勝利復活。

全日本対ジャパン、マイティ井上&川田利明組とアニマル浜口&小林邦昭組は10分3秒、浜口が若手の川田をブロックバスター(サモアン・スープレックス)からの片エビ固めで降しジャパン軍団に軍配が上がっています。

寺西勇&保永昇男組vsティム・ホーナー&ミグエル・ペレス・ジュニア組は10分49秒、寺西がペレスから逆エビ固めでギブアップ勝ち。このシリーズ初来日のジャネッティ、ホーナー、ペレスは、スタン・ハンセン、ザ・ファンクス、デビアスが帰国してから、ジャネッティはメイン、セミに度々起用されていますが、ホーナー、ペレスはアンダーカードでお茶を濁しており、馬場に扱いの面で差を付けられてしまいました。

全日本対国際血盟軍、グレート小鹿&大熊元司組の極道コンビとアポロ菅原&高杉正彦組は9分47秒、大熊が高杉をジャンピング・ヘッドバットからの体固めで圧殺。

全日本対ジャパン、ロッキー羽田&百田義浩組vs新倉史裕&仲野信市組は10分55秒、義浩が新倉をエビ固めに丸め込んでのフォール勝ち。第1試合の全日本対ジャパン、百田光雄と笹崎伸司のシングルマッチは9分15秒、光雄が回転エビ固めで若い笹崎からやはり丸め込みで勝利を奪っています。
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