85年「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」第6戦、8月30日、浜松市体育館(観衆3,200人発表)大会。
メインイベントは馬場&鶴田&大熊元司組のトリオとスタン・ハンセン&テッド・デビアス&マーティ・ジャネッティ組が対戦、8分49秒、ハンセンが頑丈な大熊をウエスタン・ラリアットから体固めに決めてハンセン&デビアス&ジャネッティ組の勝利に終わりました。翌8月31日、両国国技館での鶴田&天龍組とのPWF世界タッグ王座防衛戦に向けて絶好調の仕上がりを見せています。
セミファイナルでは8月26日、京都・醍醐グランドーム大会に続いてドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスとジャパンプロレスの長州力&谷津嘉章組が2度目の6人タッグマッチによる前哨戦。
ドリー&テリー&天龍組と長州&谷津&アニマル浜口組の一戦が組まれました。ファンクスと浜口の顔合わせはこれが初。両陣営一歩も譲らず、14分47秒、ドリーと浜口が両者リングアウトの引き分けに終わりました。
セミ前に組まれたのは、キラー・カーン&栗栖正伸組vsタイガー・ジェット・シン&キラー・ブルックス組。こちらは8分、シンがコブラクローで栗栖からフォール勝ち。
全日本対国際血盟軍、石川敬士&ターザン後藤組とラッシャー木村&鶴見五郎組は12分48秒、鶴見が雪崩式バックフリップからT後藤を片エビ固めに決めて国際血盟軍の勝利。
「孤高のヒットマン」阿修羅・原はこの日はジャパンの新倉史裕を相手にシングルマッチを行い、7分、ヒットマン・ラリアットからの体固め。秒殺勝利も手の内を覚えられて来てしまい、通用しなくなったか…。
この日より参戦の「流血大王」キラー・トーア・カマタはグレート小鹿とシングルマッチで対戦、3分43秒にダイビング・ボディプレスからの体固めで小鹿を圧殺し、来日第1戦を勝利で飾っていますが、全10試合中、第5試合の扱いで元PWFヘビー級王者としては悪い扱いでした。
全日本対ジャパン、マイティ井上&百田義浩組vs小林邦昭&寺西勇組は10分2秒、寺西が義浩を逆エビ固めでギブアップさせています。保永昇男とティム・ホーナーのシングルマッチは8分26秒に両者リングアウトの引き分け。
仲野信市とミグエル・ペレス・ジュニアのシングルマッチは5分4秒、ペレスがパワースラムからの体固めでフォール勝ち。第1試合のジャパン対国際血盟軍、笹崎伸司と高杉正彦のシングルマッチは7分37秒、逆エビ固めで高杉が若い笹崎からギブアップを奪っています。
前日8月29日の宇都宮大会でジャパン勢の襲撃を受け、介助に入った天龍、ハル薗田に攻撃を加え、1人でリングを降りていったザ・グレート・カブキはこの日は「無断欠場」。この動きからカブキの全日本本隊復帰は困難であると思われ、果たして群雄割拠、人材が溢れている全日本プロレスのリングでカブキがどのような行動を見せるか!?こちらも注目されるところです。
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