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2020年05月31日20:45

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ジャンボ鶴田怪物伝説(624)

85年8月19、20日の両日にかけて、ネバダ州ラスベガスのデューンズ・ホテルにおいて、85年度のNWA総会が開催され、会長にはカンザスのボブ・ガイゲルが再任され、第一副会長には馬場が再任されています。

ビンス・マクマホンによる全米プロレス界制圧が着々と侵攻する中、NWAはノースカロライナのジム・クロケットが中心となり、AWAのバーン・ガニアと手を組み「プロレスリングUSA」なるプロジェクトを始動させ対抗措置に出ましたが、ハルク・ホーガンを抱えるビンスのWWFの勢いはとどまるところを知らず、NWA、AWAは苦戦を強いられました。

8月22日、神田にある専修大学の神田駿河台校舎において、ジャパンプロレスから長州力社長、大塚直樹取締役、専修大学からはレスリング部監督だった松浪健四郎が出席、84年ロス五輪グレコローマンスタイル90kg級日本代表の馳浩(当時24歳)のジャパンプロレス入団の発表記者会見が行われています。

馳は61年5月5日、富山県小矢部市出身、石川県の星稜高校時代からレスリング部主将として鳴らし、専修大学に進学。ロス五輪に出て卒業後は母校の星稜高校で古文の教師をしていましたが、松浪→長州ラインでジャパンプロレスへの入団が決定。

ジャパンプロレスは同時期に、ノンキャリアではありますが、高校で柔道をしていた福岡県出身の佐々木健介(当時19歳)も入門を果たしており、生え抜き新人が2人入門。このあたり、長州、大塚が描く「完全独立」へ向けての動きの一つと言えます。

馳は翌8月23日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」開幕戦でリングに立ち、観客に挨拶をしています。

その全日本、ジャパン提携路線第6弾「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」参加外国人は前半戦特別参加がスタン・ハンセン、ドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンク、テッド・デビアス。後半戦特別参加がハーリー・レイス、1週遅れての参加がキラー・トーア・カマタ、全戦参加予定がタイガー・ジェット・シン、キラー・ブルックス、マーティ・ジャネッティ、ティム・ホーナー、ミグエル・ペレス・ジュニア。

なお、ブルーザー・ブロディの新日本プロレス移籍に伴い空位になっていたPWF世界タッグ王座につきましては、パートナーのハンセンがデビアスを指名、ハンセン&デビアス組が王座決定戦を闘うことなく第2代王者チームに認定されています。

参加外国人選手のプロフィール、及び日本陣営の変動については次回に書きたいと思います。
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