mixiユーザー(id:21258650)

2020年05月27日22:17

234 view

ジャンボ鶴田怪物伝説(620)

85年8月2日の札幌大会で痛めていた右肘の負傷箇所をさらに悪化させた鶴田は、出場予定だった「サマー・ドリーム・フェスティバル」第2戦となった8月3日、青森県営体育館大会を欠場して東京に戻りました。

信濃町の慶應義塾大学付属病院で診察を受けた結果、右肘は「変型性肘関節症急性悪化」、「遅発性尺骨神経麻痺」と診断され、入院、手術を行うことになりました。

鶴田は8月5日に手術を行っていますが、同日大阪城ホールで行われる予定だった長州力との初のシングルマッチは中止になりました。

後日談ですが、この時の手術前の血液検査で鶴田がB型肝炎のキャリアであることが判明しています。

この長州vs鶴田の大阪城決戦はノーテレビと発表があり、大学4年生だった私は夏休みを利用して2月21日(長州vs天龍)、5月13日(長州vsスタン・ハンセン)の同所でのジャパンプロレス自主興行に続いて3度目の遠征を試みました。

8月2日の札幌大会がテレビ中継されたのが3日の土曜日、4日日曜日深夜の夜行バスで大阪に向かっており、日曜日は東京スポーツが休刊日、インターネットのない時代ですから鶴田手術の情報を知らず、会場に着いて「鶴田欠場」の貼り紙を見てガク然とさせられましたがチケットも事前にジャパンプロレスから郵送にて購入しており、観戦する以外に選択肢はありません。

会場のアリーナ席の最後方に「投票箱」が設置してあり、この日出場予定の天龍、キラー・カーン、谷津嘉章、ジャイアント・キマラの4選手の中から投票で1位となった選手と長州がメインイベントで対戦することになりました。

入口で配られた投票用紙に記入し、投票。私は最初は天龍とも思いましたが2月21日同所と6月21日、日本武道館で半年間に2回、シングルで対戦しており、谷津との対戦に1票入れました。

同じ考えの人が多かったようで結果は谷津が1,726票、天龍が1,584票、キマラが760票、Kカーンが421票となり谷津が1位となってメインイベントで長州との同門シングル対決を行うことになりました。

それにしてもこの日の主催者観客発表は7,900人でしたが、4選手の得票の合計が4,491票であり、後の3,409人は無投票だったのか、それとも観客が水増し発表だったのかは不明ですが、おそらく一定の無投票の人はいたにせよ、後者であった確率が高いです。

3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年05月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記