mixiユーザー(id:21258650)

2020年05月26日22:49

199 view

ジャンボ鶴田怪物伝説(619)

85年ジャパンプロレス自主興行シリーズ第2弾は8月2日、札幌中島体育センター(テレビ収録、観衆5,200人満員発表)で開幕。ジャパンプロレスの自主興行で初めて日本テレビの中継が入りました。

メインイベントはジャパン対全日本軍団抗争、長州力&キラー・カーン組と鶴田&天龍組の頂上決戦。2日前まで行われていた全日本プロレスの「熱風!サマー・アクション・ウォーズ」では前半から右肘を痛めながらも試合に出場していた鶴田。この日もジャパン軍団に開始から右肘を痛めつけられました。

長州が鶴田にバックドロップを決めたところ、Kカーンがコーナーポスト最上段から鶴田の右肘に「アルバトロス殺法」のダイビング・ダブルニードロップ。

これで鶴田は場外に転落してダウン。レフェリーのカウントが続くも起き上がれず、13分44秒、Kカーンが鶴田にリングアウト勝ち。Kカーンはフォールは奪えなかったものの内容でも完勝し、7月12日、八戸市体育館での6人タッグ(鶴田&天龍&石川敬士組vs長州&Kカーン&アニマル浜口組)で鶴田に首固めで敗れた借りを返しています。

苦杯を舐めた鶴田は若手に肩を借りて退場、右肘の状態はさらに悪化の一途を辿り、8月5日、大阪城ホールでの長州とのシングルマッチに赤信号が灯りました。

セミファイナルは「ウガンダの大魔神」ジャイアント・キマラの来日第1戦、全日本プロレスのポリスマン(初来日、初参戦の相手を務め、実力を査定し力を引き出す存在)大熊元司とのシングルマッチ。

マネージャーのフライデーの来日はなく顔面とボディには不気味なペイントが施してあり、裸足で登場。不適切な表現ながら原住民ギミック。200cm、180kgの巨体でコーナーポスト最上段からのダイビング・ボディプレスを決めて3分38秒、体固めでキマラが完勝を収めています。

セミ前に組まれたのは小林邦昭に保永昇男が挑戦したジャパンプロレス同門同士のNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級選手権試合。90年代にはジュニアのいぶし銀的なファイトでトップとなる保永でしたが、この時はキャリア5年で若手から中堅に差し掛かったところ。社会人生活を経てから80年4月25日に新日本プロレスの後楽園ホールで24歳でデビューしており年令は小林と同学年でしたが、16歳で入った小林とはキャリアは7年違いました。

試合は保永が放ったダイビング・ボディアタックを小林がはたき落とすとサイドキックから得意のフィッシャーマン・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で14分2秒、小林の完勝で3度目の防衛に成功。王座防衛を果たした小林は8月5日、大阪城ホールでやはり同門の新倉史裕の挑戦を受けることになりました。 

谷津嘉章&浜口組とジ・アラスカンズA&B組は9分2633秒、アラスカンズが入場してくる時に持ってきていた「コン棒」を持ち出して谷津&浜口組を攻撃した為にアラスカンズの反則負け。 

全日本の渕正伸とキング・コブラのシングルマッチは12分22秒、Kコブラがフライング・ヘッドシザースから回転して相手の足を押さえて丸め込む変型首固め(マイティ井上がたまに使うエビ固め)でフォール勝ち。

ジャパン対全日本、寺西勇&仲野信市組と石川&ハル薗田組は9分26秒、石川が仲野にサソリ固めでギブアップ勝ち。

初来日の覆面レスラー、ビッグ・ブラック・モンスターは永源遙とシングルで対戦し2分33秒、ロープ際でチョーク攻撃をやめずに反則負けとなり、巨漢ですが技もなく、早くも馬脚を現しています。

ジャパン同士の栗栖正伸と新倉のシングルマッチは14分18秒、バックドロップからの体固めで栗栖の勝ち。小林の王座に挑戦が決定している新倉はヘビー級の大先輩、栗栖相手によく頑張りました。

第1試合のジャパン対全日本、笹崎伸司とターザン後藤のシングルマッチは10分36秒、ダイビング・ボディアタックからの体固めでT後藤が勝利を飾っています。
5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年05月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記