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2020年04月17日21:29

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ジャンボ鶴田怪物伝説(580)

長州力のジャパンプロレス初のシリーズ「ビッグ・ラリアート・フェスティバル」85年5月10日、後楽園ホールでの開幕戦は3,000人(超満員発表)。このシリーズは全て日本テレビによる収録はなく、ノーテレビ。私はこの興行は観に行きました。

シリーズ名の「ラリアート」は長州とスタン・ハンセンのラリアット対決を意味していましたが、新日本プロレス時代はハンセンもウエスタン・ラリアート、長州もリキラリアートと呼ばれていました。

82年1月にハンセンが全日本プロレスのリングに登場した際、「ラリアートではなく『ラリアット』が正しい」と雑誌のインタビューで発言した為、以降全日本プロレスではラリアットに呼び方が統一されていました。あえて「ラリアート」という新日本プロレス時代の呼称をシリーズ名に持ってきたところはあくまでも全日本プロレスとは提携はしているが対抗勢力であることの意思表示でしょう。

メインイベントは長州&谷津嘉章組vsハンセン&ダイナマイト・キッド組で、試合は荒れ模様、長州がキッドにリキラリアットを見舞い場外へ落とすと、ハンセンは背中を向けていた長州に135kgの巨体で何とドロップキック、たまらず長州もリング下に転落、4選手入り乱れての場外乱闘となり、13分20秒、長州とキッドが両者リングアウトの引き分け。

セミファイナルはマサ齋藤、キラー・カーン組と鶴田、天龍組。場外乱闘から戻った天龍は後から戻ってきたKカーンに延髄斬り、リングに戻ったKカーンに延髄斬りを2発放つと、11分47秒、天龍がやや強引な逆さ押さえ込みでKカーンから3カウントを奪い、全日本、ジャパン両陣営主力の闘いで初のピンフォール決着となっています。

長州とマサ齋藤はともかくとして、それ以外の選手は「フォール決着解禁」となった訳です。それもジャパンのリングの話なので、ここは大塚直樹代表が馬場に譲歩したと思われます。

試合後、4月24日の全日本プロレス、横浜文化体育館で天龍と組んで長州&アニマル浜口組と対戦するカードが組まれていながら、パートナーの天龍にもイス攻撃を見舞い、試合をせずに控室ヘ戻った「ヒットマン」阿修羅・原が乱入し、天龍に突っかかり、今後は天龍をもターゲットにしていくことを表明しています。

セミ前に組まれたのは全日本対国際血盟軍、馬場&大熊元司&渕正伸組とラッシャー木村&鶴見五郎&剛竜馬組の一戦。鶴見がチェーンを持ち出して馬場を攻撃、さらに静止に入ったレフェリーにも暴行を加えて9分52秒、国際血盟軍の反則負け。

浜口&栗栖正伸組vsデービーボーイ・スミス&カナディアン・ルイス組は8分13秒、スミスが雪崩式オクラホマ・スタンピートから栗栖を体固めに決めてスミス&ルイス組の勝利。

ジャパン対全日本、左膝の負傷で先のシリーズ、中盤と終盤を欠場していたタイガーマスクが戦列復帰、石川敬士とのコンビで保永昇男&新倉史裕組と対戦、9分8秒、タイガーマスクが新倉をダイビング・ボディアタックから体固めに決めてタイガーマスクが復帰戦を白星で飾っています。

同じくジャパン対全日本、小林邦昭&仲野信市組とマイティ井上&マジック・ドラゴン組は12分35秒、仲野とM井上が両者リングアウト。全日本対国際血盟軍、グレート小鹿vsアポロ菅原は6分40秒、小鹿が菅原の回転エビ固めを押し潰してそのまま上に乗り体固めでフォール勝ち。

全日本同士の試合が2試合行われ、佐藤昭雄はターザン後藤を8分17秒、ソバットから体固め。ロッキー羽田と百田義浩の一戦は9分、羽田の反則負け。

第1試合ではジャパン対全日本、笹崎伸司と川田利明の試合は7分42秒、川田が鮮やかなジャーマン・スープレックスホールドでフォール勝ちを収めています。
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