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2020年02月20日23:00

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週プロ流智美あの日あの時予想2019年総括(42)

第108戦 10月23日発売号●【予想】平成の「格闘技世界一決定戦」高田延彦vs北尾光司。(92年Uインター日本武道館)【正解】NWA世界王者リック・フレアー、AWA世界王者リック・マーテルがタッグを結成し長州力&谷津嘉章組と対戦。(85年全日本プロレス水戸市民体育館)【参考】2013年10月23日発売号は谷津、新日本プロレス入団会見。(80年新日本プロレス新宿・京王プラザホテル)

【解説】平成時代のネタは圧倒的に少ないこのコラムであるが、第60代横綱双羽黒の北尾光司(敬称略)が19年2月10日、持病の腎臓疾患で55歳の若さで亡くなっており、追悼の意を込めて予想しました。後、この時期ルー・テーズがUインターに関わっており、流さんがテーズの世話をしていたこともあって、当たる可能性は十分にあると認識していました。

北尾は87年に師匠の立浪親方とのトラブルから大相撲を廃業し、「スポーツ冒険家」を名乗り89年8月25日新日本プロレス後楽園ホール大会観戦に現れ、クラッシャー・バンバン・ビガロと一触即発状態となり、プロレスに転向することに。90年2月10日、東京ドームでビガロとデビュー戦を行い9分58秒、ギロチンドロップからの体固めで勝利を飾りましたがハルク・ホーガンを意識したパフォーマンスで観客席からは失笑が起きています。

その後新日本プロレスの巡業に参加しますが7月に長野で移動バスの中で現場監督の長州力と揉めて新日本プロレスを解雇処分(元々所属選手ではなかった)されています。長州に対して人種差別的暴言を吐いたと言われています。

この年にメガネスーパーが設立した新団体SWSに移籍、91年4月1日、神戸ワールド記念ホールでのジョン・テンタとの一戦で不穏試合となりテンタに「この八百長野郎!」と罵声を浴びせています。マッチメーカーであるザ・グレート・カブキがこれに激怒。他の選手達の意向もあり、田中八郎社長は北尾を解雇しました。

トラブルメーカーであった北尾ですが武道家として再出発。空手をマスターしてUインターのリングに登場。92年5月8日、横浜アリーナで山崎一夫に7分44秒、重い蹴りの連発でKO勝ち。ナンバー2の山崎を破った北尾は高田に挑戦表明。

高田vs北尾、注目の「格闘技世界一決定戦」は10月23日、日本武道館で行われました。Uインター側は時間無制限1本勝負を主張しましたが北尾側は3分5ラウンドを要求し飲まなければ試合に出ないと表明。開場時間となってもまだルール問題で紛糾していましたが高田が折れて3分5ラウンドマッチとなりました。

試合は高田が3ラウンド46秒、北尾が頭を下げた所を狙いすましたようなハイキック。これがスバリと決まり高田がKO勝ちをしています。これは高田の「だまし討ち」的な動きと推測され、北尾は3分5ラウンドの引き分け試合を提案。高田は「ああ、やってやる」と受けて立ち、ドローでいいと応諾。ドロー決着で面子がつぶれずに済んだ、と思っていた北尾でしたが、高田のハイキックは北尾が首を庇って頭を下げた所を意図的にいきました。これは確信犯だったと思います。

85年10月19日、午後7時より、日本テレビの「全日本プロレス中継」が6年半ぶりにゴールデンタイムに復帰、記念シリーズとして行われた「ワールド・チャンピオン・カーニバル」後半戦にはNWA世界ヘビー級王者リック・フレアーとAWA世界ヘビー級王者リック・マーテルを同時に呼んだ他、アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズ、ドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンクのザ・ファンクスが特別参加しています。

ゴールデンタイム復帰記念大会として10月21日、両国国技館大会が行われ、馬場は世界のどこのプロモーターも組んだことがないNWA世界王者フレアーvsAWA世界王者マーテルのダブルタイトルマッチを開催。34分3秒に両者リングアウトとなっています。

フレアーとマーテルの超豪華な「現役世界王者タッグ」はその前日の10月20日、静岡産業館で初結成され、ザ・ファンクスと対戦、18分4秒、両チームリングアウト。

両国での対戦を挟んで10月22日、京都府立体育館でのテレビ収録マッチで2度目のタッグを結成、インターナショナル・タッグ王者チームである鶴田&天龍組と対戦しましたが、17分42秒、天龍がエプロンからリング下のマーテルに向けて放ったプランチャ風ボディアタックが決まり、天龍がマーテルから殊勲のリングアウト勝ち。

そして10月23日、水戸市民体育館で、フレアー&マーテル組は長州&谷津嘉章組のジャパンプロレス最強コンビと対戦.16分13秒、両チームリングアウトとなりました。水戸大会はノーテレビでしたが、流さんが水戸出身、現在も水戸に住まわれているとあって御本人が会場で観戦されたかは不明ですが、地元水戸での滅多に見ることが出来ない世界王者タッグの試合を採り上げたかった気持ちはよく理解出来ます。

対戦成績は108戦22勝86敗。
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