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2020年02月19日22:56

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週プロ流智美あの日あの時予想2019年総括(41)

第107戦 10月16日発売号●【予想】蔵前興行戦争の翌週にもあった大分興行戦争。(81年10月15日全日本プロレス大分県立荷揚町体育館、同16日新日本プロレス大分県立総合体育館)【正解】馬場、百田家から力道山ゆかりのインターナショナル王座ベルトを寄贈される(72年全日本プロレス永田町・東京ヒルトンホテル・現キャピトル東急ホテル)【参考】2013年10月16日発売号はインターナショナル・タッグ選手権試合、鶴田&天龍組vsザ・ファビュラス・フリーバーズ(テリー・ゴディ&マイケル・ヘイズ)(84年全日本プロレス富山市体育館)

【解説】81年の新日本プロレスと全日本プロレスの引き抜き抗争は同時に両団体の面子を賭けての興行戦争に発展しました。10月9日、全日本プロレスが蔵前国技館で創立10周年記念ジャイアント・シリーズの記念大会(馬場&ブルーノ・サンマルチノ組vsタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組、リック・フレアーvs鶴田NWA世界ヘビー級王座戦、ドリー・ファンク・ジュニアvsブルーザー・ブロディインターナショナル・ヘビー級王座戦ほか)の開催を先に発表。

すると新日本プロレスは1日前の10月8日に蔵前国技館を押さえ、創立10周年記念興行第3弾、新日本プロレスvs国際プロレス全面対抗戦(猪木vsラッシャー木村、藤波vs寺西勇、剛竜馬vsアニマル浜口ほか)をぶつけて来ました。

観客発表はどちらも13,000人(超満員)発表でしたが、私は両日2階席で観戦していましたが、密度の点で新日本プロレスが上回っていました。

その翌週にも実は大分県で興行戦争が行われています。先発は10月15日、全日本プロレスの大分県営荷揚町体育館。鶴田vsジミー・スヌーカのUNヘビー級選手権試合をメインイベントに持ってきて(2−1で鶴田の防衛)4,200人発表と満員マークはつかず。

セミファイナルは馬場&天龍組がタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組に反則勝ち。スペシャルマッチとしてドリーvsブロディのノンタイトルでのシングルマッチが組まれて両者リングアウトとなっています。

翌16日には新日本プロレスが大分県立総合体育館で興行を開催。こちらはテレビ朝日の生中継でセミファイナルに地元大分県国東郡武蔵町(現在の国東市)出身の藤波がスティーブ・トラビスとWWFジュニア・ヘビー級王座防衛戦を行い、13分50秒、ブレーンバスターからの体固めで勝ち28度目の王座防衛を果し、この試合を最後の防衛戦としてヘビー級転向の為同王座を返上しています。

メインイベントは猪木&長州力組がアブドーラ・ザ・ブッチャー&バッドニュース・アレン組と対戦、長州とアレンが1本ずつ取り合ってからの日本組の反則勝ちでした。

こちらは西日本地区に強い新日本プロレスとあって5,500人(超満員)発表と会場のキャパの違いはあれど新日本プロレスが圧勝しています。

72年4月、猪木の日本プロレス除名、追放処分を受けて馬場を日本テレビとの約束を破ってNETの画面に登場させた日本プロレスは、日本テレビの怒りを買い5月12日、東京体育館での第14回ワールド・リーグ戦優勝決定戦、馬場vsゴリラ・モンスーンの試合を最後に日本プロレスの中継を打ち切り。

馬場は「日本テレビの恩義に報いる為」と7月29日、東京プリンスホテルで記者会見を行い、日本プロレスに辞表を提出し独立したことを発表。前日の7月28日、後楽園ホールは「第二次サマー・シリーズ」の開幕戦でしたが、「興行を買ってくれたプロモーターに迷惑はかけられない」と最終戦の8月18日、石巻市総合グラウンド大会まで試合に出ました。

馬場はインターナショナル王座を保持していましたが「これは自分のベルト、持って出ていく」と主張。しかし日本プロレスの芳の里代表は「このベルトは日本プロレスリング・コミッショナーが管理しているベルトである、馬場がどうしても持って行くというなら大木金太郎と対戦して勝って持って行け」と反論。決戦の舞台として9月6日、田園コロシアムが用意されていましたが、この試合で大木がセメントマッチを仕掛けるという風評が立った為、馬場はベルトを返上しました。

馬場は、自らが代表を務める全日本プロレスの発足に際し、百田家(力道山家)から力道山ゆかりのインターナショナル王座のベルト(ルー・テーズモデルの旧インターナショナル王座のベルトは力道山一代限りとしていた)を寄贈され、それを復活させ、新たに「世界ヘビー級選手権」としてファンが認める世界の強豪を相手に十番勝負を行い、然るべき成績を残した暁には力道山が巻いていた栄光のインターナショナル王座のベルトを巻くことにすると語っています。

しかし、実際にこのネタは2012年10月17日発売号の「全日本プロレス旗揚げまでの1週間」(72年10月16〜22日)として一度採り上げ済のネタでした。

※対戦成績は107戦22勝85敗。
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