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2020年01月18日22:27

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週プロ流智美あの日あの時予想2019年総括(9)

第75戦  3月6日発売号●【予想】創立10周年記念日に旗揚げトリオが揃い踏み、猪木&藤波&木戸修組vsディック・マードック&トニー・アトラス&デイビー・オハノン組。(82年新日本プロレス大田区体育館)【正解】新日本プロレス旗揚げ興行。(72年大田区体育館)【参考】2013年3月6日発売号は新日本プロレス旗揚げ興行。(同)

【解説】3月6日と言えば、日本プロレス界69年の歴史において、新日本プロレスの旗揚げ興行というのが大きなポジションを占めて居るのは今更言うまでもないです。 

流さんは6年前の13年の同日発売号の「あの日あの時」では鉄板ネタとして新日本プロレス旗揚げ興行を採り上げたのは当然の話ですが、2巡目の19年でも同じ新日本プロレス旗揚げ興行を持ってきました。

これは18年8月8日発売号に12年の同日発売号と同じ藤波vs猪木のIWGPヘビー級選手権試合を持って来た時と同じです。この時は初回は限界説が流ていた当時45歳の猪木が60分フルタイム闘ったことに照準を合わせて書いていましたが2回目は王者藤波の立場で書いておりました。使われていた文中写真はほぼ一緒です。

私は旗揚げ興行から10年経ち、選手層も厚くなり大物外国人選手も呼べるようになった新日本プロレスの姿を採り上げるべきと考え、旗揚げ興行から10年経った10周年記念興行を予想致しました。

この日は「第5回MSGシリーズ」の第2戦。前日の3月5日、横浜文化体育館での開幕戦がテレビ生中継でありノーテレビ。メインイベントでは新日本プロレス旗揚げ興行に出場した猪木&藤波&木戸修組がディック・マードック&トニー・アトラス&デイビー・オハノン組と対戦(60分3本勝負)。

1本目は7分59秒にアトラスが木戸を体固め。2本目は7分5秒に日本組の反則勝ち。決勝の3本目は2分31秒に猪木がオハノンを体固めに決めて2ー1で猪木&藤波&木戸組の勝利。

10年前の旗揚げ興行の第1試合は藤波がエル・フリオッソに4分20秒、体固めで敗れており、10年経ち団体の看板を背負うメインイベンターに成長したのは感慨深いものがありました。

セミファイナルではタイガーマスクと旗揚げ年である72年に入門したグラン浜田がシングルで対戦し、場外へのトペの着地を誤り頭部を強打。額から大流血となった浜田がレフェリーストップ負け。

MSGシリーズ公式戦ではシングル初対戦となったキラー・カーンがダイビング・ニードロップでラッシャー木村からフォール勝ちを奪って観客席からどよめきが起きています。

またこの日は旗揚げ興行で猪木と対戦した「神様」カール・ゴッチ、旗揚げメンバーの山本小鉄審判部長らがリングに上がってセレモニーが行われています。 

新日本プロレスが周年記念日と銘打って大田区体育館で興行を開催したのはこれが最初であり、(3月6日周辺で大田区体育館で興行を開催することは多かった)現在の「旗揚げ記念日」に踏襲されている訳であります。

71年12月13日、会社乗っ取りを企てたクーデター犯として日本プロレスを除名・追放処分となった猪木は翌72年1月26日に新団体「新日本プロレス」の設立を発表しました。

3日後の1月29日には猪木の自宅を改造した道場開きが行われました。猪木と妻女である倍賞美津子さんは代官山の賃貸マンションに引っ越し。新日本プロレスは48年の歴史の中で事務所を何回も移転していますが本店所在地は道場となった野毛のままです。

旗揚げメンバーは猪木、山本小鉄、メキシコから帰国して参戦した柴田勝久と北沢幹之改め、魁勝司、木戸修
、藤波辰巳の6人、レフェリーはユセフ・トルコ。

3月6日、大田区体育館での旗揚げ「オープニング・シリーズ」に参戦したのはカール・ゴッチ(開幕戦、第2戦のみ特別参加)、ジム&ジョンのドランゴ兄弟、イワン・カマロフ、インカ・ペルアーノ、ザ・ブルックリン・キッド、エル・フリオッソの7選手。

宣伝カーには美津子夫人も乗り込み旗揚げ興行の宣伝を実施。スポンサー探しなどの資金集め、大会開催準備等時間がない中懸命に選手、フロントが奔走し大田区体育館には5,000人(超満員発表)の観客が集まりました。

開幕戦のリングに67年1月、東京プロレスの崩壊以来猪木との確執で袂を分かっていた豊登が来場し観客に挨拶。観客の「試合しろ!」の声に対し「テレビ放送がつくまで」との約束で復帰を果たしました。

急遽、セミファイナルのカードが変更され、豊登は小鉄と組んで試合に出場、2ー1でジム&ジョンのドランゴ兄弟を破っています。

メインイベントは猪木とゴッチの師弟対決、15分10秒、リバース・スープレックスからの体固めで47歳のゴッチが29歳の猪木に勝利。旗揚げ興行で団体のワンマンエースが敗れるというのは当時としては事件でした。

※対戦成績は75戦17勝58敗。
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