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2019年11月16日21:59

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猪木とビンス(589)最終章

81年国際プロレス「スーパー・ファイト・シリーズ」は2月27日、横浜文化体育館で開幕。レイ・キャンディ、ルーク・グラハム、マイク・ボイエッティ、エローデス、エル・コバルデ、レッド・デビル(ビル・ホワイト)の外国人選手が来日。

シリーズのエース格として初来日が予定されていた「まだ見ぬ強豪」キングコング・コジャック(マル・カーク)が来日キャンセルとなりました。

今シリーズも前シリーズに続き、ルー・テーズ杯争奪予選リーグ戦が行われています。

今回はAB2ブロック別総当たりリーグ戦。敗者復活ブロックはなし。試合は20分1本勝負で時間内、時間切れ問わず、引き分けの場合は日を改めて再試合を行うことになりました。

Aブロックはマイティ井上、寺西勇、鶴見五郎、大位山勝三、エローデス、ボイエッティ。

Bブロックはラッシャー木村、アニマル浜口、マッハ隼人、キャンディ、Lグラハム、コバルデ、Rデビル。

開幕戦の横浜はノーテレビでしたが大会場とあってBブロック公式戦ではR木村vs浜口の日本人頂上対決が組まれ、16分8秒、R木村が片エビ固めで浜口を撃破。鶴見とボイエッティは両者リングアウトとなりました。

第2戦の2月28日、後楽園ホールではR木村と"恐竜"LグラハムがBブロック公式戦で激突し11分56秒、片エビ固めでR木村がリーグ戦連勝。

3月8日、大分県玖珠町元玖珠ボウリング場特設リングでのAブロック公式戦ではM井上が鶴見に足をすくわれ、15分25秒、リングアウト負けを喫しています。 
3月9日、大分県臼杵市旧公会堂ではAブロック公式戦で鶴見vs大位山の独立愚連隊対決が行われ、12分51秒、鶴見が連夜のリングアウト勝ち。

3月12日、広島・府中市商工会議所大ホールではM井上&浜口組の保持するIWA世界タッグ王座にメキシコから飛来したエローデス&コバルデ組が挑戦(61分1本勝負)。エローデスの得意技に「ゴンゴリナ」というのがあり、両手を拳に握って相手のコメカミをグリグリやるいわゆる「ウメボシ」ですが、エローデスがゴンゴリナをやる前に自分の両手に唾をかけてからやる場面を見た東京12チャンネルのテレビ解説の菊池孝は「汚い!」とストレートにコメントしていました。

試合は22分8秒、M井上がエローデスをサマーソルト・ドロップの連発から体固めに決めてM井上&浜口組が5度目の防衛に成功しました。

この日の公式戦はAブロックではM井上、大位山を連破して好調の鶴見が寺西にリングアウト負け。BブロックではR木村がRデビルを風車吊りでギブアップさせて全勝の無失点。

Aブロックは寺西が好調で全勝街道を走りました。鶴見をリングアウトで破った後はエローデス、大位山と連破、3月18日、滋賀・能登川町スポーツセンターで1敗のM井上と対戦し15分44秒、M井上がリングアウト勝ちを収めて寺西は初黒星。M井上と同点1位となりました。

この日行われたBブロック公式戦の浜口vsキャンディは8分50秒、キャンディが体固めで浜口を破り、浜口はR木村戦に次いで2敗目を喫して優勝戦線からは脱落。

3月19日、和歌山県御坊市体育館ではBブロックの全勝同士、R木村とキャンディが激突。5日後の3月24日、宮城県泉市民体育館でIWA世界ヘビー級王座を賭けて対戦する両者ですが、先シリーズも同じくIWA世界ヘビー級王座を賭けて対戦したマイク・ジョージとは同ブロックで、公式戦ではリングアウト負けを食らっているR木村だけに同じ轍は二度と踏みたくないところです。

試合は11分6秒、リングアウト勝ちでR木村が薄氷の勝利を拾い、全勝をキープ、キャンディは土が付き1敗です。

この日の他の公式戦はBブロックは浜口がLグラハムを破り、AブロックではM井上がエローデスを体固めで破り、ボイエッティが大位山に勝利。

3月21日、越谷市体育館でAブロック同点首位同士のM井上と寺西が1位決定戦で対戦。13分4秒、M井上が回転エビ固めで寺西を降しAブロック1位通過しました。寺西は2位。

3月23日、岩手県千厩町体育館でAブロック2位の寺西とBブロック2位のキャンディが決勝リーグ戦進出の権利を賭けて敗者復活戦で対戦。8分2秒、片エビ固めでキャンディが勝ち、外国人枠のキャンディは第一次予選リーグ戦で決勝リーグ戦進出の権利を得たジョージ、ホセ・アローヨと共に決勝リーグ戦への進出が決定しました。

3月24日、宮城県泉市民体育館でR木村はキャンディの挑戦を受けてIWA世界ヘビー級王座の防衛戦を行い13分8秒、グラウンド卍固めでギブアップ勝ちし14度目のタイトル防衛に成功。

セミファイナルでは前80年11月22日、新宮市立総合体育館大会以来のメキシカン・キャプテンフォール6人タッグマッチ、C浜口&寺西&M隼人組vsCコバルデ&エローデス&鶴見組が行われています。(45分3本勝負)

1本目は11分2秒にコバルデがM隼人を、鶴見が寺西を体固めに決めキャプテン浜口以外の2人退場でメキシコ組の勝利。2本目は7分4秒に浜口、寺西がエローデス、鶴見をそれぞれ体固めでキャプテンのコバルデ以外退場で1−1、決勝の3本目は6分31秒、日本組の反則勝ちとなっています。

この泉大会は3月28日の午後8時から「国際プロレスアワー」で録画放送されましたが、残念ながら視聴率低迷を理由にこの日の放送がレギュラー中継最後の放送となりました。


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