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2019年10月18日21:08

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猪木とビンス(560)最終章

東京12チャンネル開局15周年記念、国際プロレス79年「ビッグ・チャレンジ・シリーズ」は4月9日、後楽園ホールで開幕。シリーズには前回紹介した上田馬之助、マサ齋藤の狼軍団、スーパースター・ビリー・グラハム、ミレ・ツルノ、チャールズ・べレッツの新日本プロレスからのレンタル参戦組の他に国際プロレス固有の外敵としてジプシー・ジョー、キラー・ブルックス、ザ・UFO(ボブ・ダラセーラ)、ビッグ・ダディ・リヒター(後のジャンクヤード・ドッグ)の外国人勢に、ミスター・ヒトがヒールサイドから参加しています。

開幕戦の後楽園ホール(テレビ生中継、観衆2,000人発表)のメインイベントではラッシャー木村&マイティ井上組vs上田&M齋藤組が組まれ(60分1本勝負)、11分46秒に国際組の反則勝ち。

R木村と上田は76年7月28日、銚子市体育館における金網デスマッチでのR木村が上田のIWA世界ヘビー級王座に挑戦した試合以来約3年ぶりの対戦。この時は暴行によりダウンした阿部脩レフェリーの代わりに、前溝隆男レフェリーが金網の扉を開けて入ろうとしたところ、上田とR木村の両者が開けたドアから金網の外に出て乱闘となり、17分48秒、没収試合となりました。

上田のタイトルも没収され、その後の経緯は前回書いた通りです。

R木村と上田は4月20日、富山市体育館で約3年ぶりにIWA世界ヘビー級王座のベルトを賭けて対戦。その前哨戦でしたが、R木村が上田に対し、「上田の野郎、勝ち逃げしやがって、今度はリング上で決着つけてやる」位のアピールが出来ていれば、盛り上がったかも知れませんが、R木村の元来持つ性格の良さか、吉原に遠慮したか、あるいは新日本プロレスからの「借り物」であり新日本プロレスに対して遠慮したかわかりませんが、そのようなアピールはなし。 

4月16日、盛岡・岩手県営体育館からグラハムが登場、グレート草津を体固めで撃破。グラハムは翌4月17日、米沢市営体育館でR木村とノンタイトルのシングルマッチ(45分1本勝負)で対戦し両者リングアウトの引き分け。

グラハムは富山大会の翌日の4月21日、高岡市民体育館でR木村vs上田戦の勝者に挑戦することが決定しています。4月18日、長野県鼎(かなえ)町体育館(テレビ収録、観衆3,300人超満員発表)では、R木村&草津組が上田&M齋藤組と対戦(60分1本勝負)、9分48秒、狼軍団の反則に業を煮やした国際組の反則負け。この日、上田が草津の額をビール瓶で殴り、瓶が割れるシーンは、スローVTRで「国際プロレスアワー」のオープニングに使われました。

この日グラハムはアニマル浜口とシングルで対戦し豪快なカナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちしています。

4月19日、長野市民体育館(テレビ収録、観衆2,300人満員発表)ではR木村と上田がタイトルマッチ前最後の前哨戦、R木村&浜口&阿修羅・原組vs上田&M齋藤&Mヒト組が組まれ(60分3本勝負)。浜口とヒトが1本ずつ取り合った後3本目は両チームリングアウトとなり1−1の引き分け。

グラハムはテレビマッチで草津とのシングルマッチが組まれ、ベアハッグでギブアップを奪い驚異のパワーを見せつけています。

新日本プロレスではタイガー・ジェット・シンとの凶悪コンビで一躍全国区のヒールとなった上田のヒール人気効果か?テレビで見る限り、鼎町も長野もギッシリ満員となっていました。
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