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2019年09月05日03:35

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猪木とビンス(516)最終章

東京12チャンネルのテレビ中継を獲得し巻き返しを図ろうとする国際プロレスは11月4日、後楽園ホールから勝負を賭けた「ワールド・チャンピオン・シリーズ」を開幕させ、AWA世界ヘビー級王者のバーン・ガニア、ビル・ロビンソン、AWA世界タッグ王者チームのニック・ボックウィンクル&レイ・スチーブンスを1度に呼んで見せました。

関東ローカルの東京12チャンネルは全国ネットのTBS、全日本プロレスを放送していた日本テレビ、新日本プロレスを放送していたNETなど全国ネットではなく、入って来る放映権料も少なかったですが、ここは吉原が「国際プロレス、ここに在り」を見せつける為に見栄を張った感が強いです。

開幕戦の11月4日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆1,200人発表)ではマイティ井上がスチーブンスの挑戦を受けてIWA世界ヘビー級王座の初防衛戦を行い2−1で勝利。

11月20日は69年12月6日の「ワールド・タッグ挑戦シリーズ」以来5年ぶりに蔵前国技館大会(テレビ収録、観衆4,500人発表)を開催。メインイベントはガニアにロビンソンが挑戦したAWA世界ヘビー級選手権試合。ロビンソンは72年、やはり吉原の紹介でイギリスからアメリカに渡り、AWA地区で活躍。次期AWA世界ヘビー級王者の最有力候補としてトップランクにおりました。

ミネアポリス、シカゴの黄金カードが日本で実現、1−1からガニアの放ったバックドロップで両者後頭部にダメージを負い、両者カウントアウトの引き分けとなりました。

セミファイナルではノンタイトルでM井上とニックがシングルで対戦。(45分3本勝負)2−1でM井上が勝っています。

勝負を賭けた蔵前決戦でしたが、観客動員は4,500人発表と厳しく、実際には2,000人程しか集まらなかったそうです。ミネアポリス・オーデトリアムやシカゴ・インターナショナル・アンフィシアター、ウィスコンシン州ブラウン・カウンティ・アリーナなどアメリカのは大会場に10,000人以上を常時動員していた黄金カードにこれだけしか客が集まらなかったことでガニアは吉原に対して怒り、苦言を呈したそうです。

翌11月21日はM井上の地元、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆6,200人発表)大会。メインイベントはAWA世界ヘビー級王者ガニアvsIWA世界ヘビー級王者M井上のダブル・タイトルマッチ。特別レフェリーはロビンソンが務めました。

試合は1−1から両者リングアウトの引き分けで共にタイトル防衛に成功。

セミファイナルはこちらもAWA世界タッグ王者チームニック&スチーブンス組vsIWA世界タッグ王者チームラッシャー木村&グレート草津組のダブルタイトルマッチ。こちらは1−1から日本組の反則負けとなりましたがルールによりベルト移動なしに終わっています。

74年はストロング小林を降した猪木が10月10日、蔵前国技館で大木金太郎も撃破。12月12日、蔵前国技館でのS小林との再戦にも勝った猪木が実力日本一を賭けて馬場に対戦を迫りました。

また、馬場も12月2日、鹿児島県立体育館でジャック・ブリスコを破り日本人初のNWA世界ヘビー級王座を戴冠。(12月5日、日大講堂でブリスコを相手に初防衛も12月9日、豊橋市体育館でブリスコに敗れ7日天下に終わる)猪木との「世界での立ち位置の違い」をはっきりさせるなど馬場、猪木の冷戦が本格的にスタート。

この対立図式で日本マット界は2年前の「冬の時代」から復興を遂げつつありましたが、国際プロレスだけは「蚊帳の外」。二強一弱に陥っています。

当時は年間興行数も団体人気のバロメーターであり、新日本プロレスが188と大幅増加、全日本プロレスも167と増加を見せた一方、国際プロレスは99と100を切り、人気面では後発2団体に大きく水を開けられてしまいました。

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