85年IWGP&WWFチャンピオン・シリーズ第17戦は5月29日、相模原市立総合体育館(観衆2,120発表)大会。
メインイベントでは猪木&藤波&木村健吾組がアンドレ・ザ・ジャイアント&ペドロ・モラレス&キングコング・バンディ組と対戦。アンドレとモラレスがタッグを組むことはWWFでも先ずなく、さらにヒールのバンディがアンドレ、モラレスと組むこともないので外国人側は貴重なトリオです。
試合は10分12秒、猪木がアンドレから反則勝ちを拾い、日本組の辛勝でした。
セミファイナルではIWGP挑戦者決定トーナメント、敗者復活戦坂口vsアドリアン・アドニスの一戦。9分29秒、坂口がリングアウト勝ちを収め、準決勝進出が決定。6月5日、新潟市体育館で藤波と3年ぶりにシングルで対戦することになりました。
星野勘太郎&ブラック・キャット組vsディック・マードック&マスクド・スーパースター組は13分4秒にMスーパースターがキャットを体固め。トーナメント1回戦敗退のMスーパースターはこの日の試合を最後に帰国。
ザ・コブラ&高野俊二組とカネック&エンリケ・ベラ組の対戦は10分9秒、高野俊がベラを体固めに決めてコブラ&高野組の勝利。
ヒロ斉藤はアイアン・マイク・シャープに8分48秒、反則負け。トニー・セントクレアーは金秀洪を7分11秒、体固めで破っています。
第18戦は5月31日、大宮市民体育館(現さいたま市大宮体育館、テレビ生中継、観衆3,260人満員発表)大会。この日からダニー・ホッジが特別レフェリーとして来日、後半戦の試合を裁いています。
メインイベントは猪木&藤波&木村健組vsバンディ&マードック&アドニス組。6月6日、仙台・宮城県スポーツセンター大会ダブル前哨戦で、猪木は5月20日、広島でバンディとシングルで対戦し前方回転エビ固めでカウント3を奪ったものの、カウントが早いと抗議され、再戦が決定。
藤波&木村健組vsマードック&アドニス組はWWFインターナショナル・タッグ王座を賭けての再戦が行われます。
試合は15分6秒、猪木がマードックから反則勝ちとなり決着はつかず。
セミファイナルではH斉藤のWWFジュニア・ヘビー級王座にセントクレアーが挑戦。8分48秒、H斉藤が鮮やかなジャーマン・スープレックスホールドでフォール勝ちし初防衛に成功しました。
この日より戦列復帰のスーパー・ストロング・マシンはアンドレとの異色のシングルマッチが組まれましたが、マシンにフラれたショーグン・KYワカマツがアンドレのマネージャーに付き、試合に乱入して2分38秒、ノーコンテスト。
坂口&星野組vsモラレス&カネック組の「ラテンの魔豹&仮面の魔豹」コンビの一戦は9分38秒、星野がカネックに反則勝ち。コブラはベラを9分1秒、エビ固めで降し、高野俊はIMシャープに8分47秒、体固めで敗れています。
ログインしてコメントを確認・投稿する