85年ビッグ・ファイト・シリーズ第2弾もいよいよ大詰め。4月16日は愛知・常滑市民体育館大会(テレビ収録、観衆2,467人満員発表)。地方大会は苦戦が続く新日本プロレスですが、東海地区の有力プロモーター、富野徹三氏率いる共同企画の興行だけあって満員マークが久々に付きました。
メインイベントでは猪木&藤波&木村健吾組の新日正規軍トリオがディック・マードック&アドリアン・アドニス&ゲシュタポ組と対戦。13分19秒、猪木が84年12月5日、大阪府立体育会館での第5回MSGタッグ・リーグ戦でアドニスに決めて以来の卍固めでゲシュタポをギブアップさせました。
卍固めのフィニッシュはこの2日後の4月18日、両国国技館で対戦するブルーザー・ブロディへ向けてのメッセージでしょうか。
セミファイナルは坂口&星野勘太郎組vsビリー・ジャック&バッドニュース・アレン組で12分14秒、ジャックが星野を片エビ固めでフォールしジャック&アレン組の勝利。
セミ前にはやはり両国で藤波とのシングルマッチを控えるストロング・マシン1号と高野俊二がシングルで対戦、7分28秒にマシン1号がリングアウト勝ち。
ブラック・キャット&小杉俊二組vsヒロ斉藤&マイク・ミラー組は12分21秒、H斉藤がキャットを片エビ固め。デビッド・テーラーは荒川真(ドン荒川)を7分35秒、片エビ固め。
ヤングライオン杯公式戦は地元常滑出身の後藤達俊が佐野直喜を12分34秒、片エビ固めで破り32.5点、すでに同点で公式戦全日程終了の小杉と並びました。
決勝戦の行方は27.5点で翌4月17日の古河市立体育館で最終公式戦である佐野との同期対決を1試合残している山田恵一の試合結果待ちとなりました。
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