85年新春黄金シリーズ、2月1日は成田市体育館大会(テレビ生中継、観衆3,600人発表)。
メインイベントは新日本正規軍vsストロング・マシン軍団の頂上対決の再戦、猪木&藤波&木村健吾組とマシン1&2&3号の一戦が組まれました。1月11日の多賀城市総合体育館では反則決着に終わっているだけに何とかシリーズ中に決着をつけたいところでしたが…。
試合は12分3秒。マシン4号とマネージャー、ショーグン・KYワカマツの乱入によりまたしても猪木が1号に反則勝ち。マシン軍団は個々の力は劣っても、集団になるとしぶといです。
セミファイナルではハルク・ホーガンvsキングコング・バンディのシングルマッチというレッスルマニア級の好カードが成田で実現。両者真っ向からぶつかり合う大肉弾戦となりましたが6分16秒、ホーガンの反則勝ちで呆気なく終わっています。
シリーズ最終戦の2月6日、大阪府立体育会館でWWFジュニア・ヘビー級王座を賭けて対戦するザ・コブラとヒロ斉藤がテレビマッチ最後の前哨戦。
コブラ&高野俊二組vsH斉藤&ブラック・タイガー組の一戦は16分20秒、H斉藤がコブラをジャーマン・スープレックスホールドでフォールし挑戦者が優位に立ちました。
タイガー戸口vs上田馬之助のはぐれ虎と金狼対決は7分38秒に両者フェンスアウトの引き分け。坂口はワイルド・サモアンを7分46秒、ジャンピング・ニーアタックからの体固めで降しており荒鷲はコンディション上々です。
このシリーズ戸口を破る金星を上げて心境著しいアノアロ・アティサノエはこの日ケリー・ブラウンと対戦、5分49秒、フライング・ボディプレスからの体固めで勝利。
プロレスデビュー2シリーズ目でこの成績はかなり会社からもプッシュされていたように思われ、人材不足の新日本プロレスでは貴重な戦力として早くから期待大だったように感じます。
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