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2019年06月22日22:14

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猪木とビンス(443)最終章

84年1月1日、後楽園ホールで開幕した「新春黄金シリーズ」にアブドーラ・ザ・ブッチャーは半年ぶりに来日しました。

今回もシリーズフル参戦ではなく、開幕戦から1月28日、藤岡市民体育館までの4週間の特別参加。シリーズ終盤戦には2月3日、札幌中島体育センター、2月7日、蔵前国技館、最終戦の2月9日、大阪府立体育会館とビッグマッチが控えていましたが、そこにはラインナップされず。

先の83年サマー・ファイト・シリーズから新日本プロレスの動きは大きく激変。シリーズ終了後の8月11日、人気絶頂を誇っていたタイガーマスクが「引退」を表明して新日本プロレスに契約解除の内容証明を送付。

翌8月12日、タイガーマスクは素顔で姿を現し富士会館で保持していたNWA世界ジュニア・ヘビー級、WWFジュニア・ヘビー級の2本のベルトを山本小鉄、大塚博美両取締役に返上。マスコミに対し、自ら佐山聡の正体を明かしています。

8月25日、港区・南青山の新日本プロレス事務所で行われた臨時役員会で猪木がブラジルで行っている個人事業、アントンハイセルへの新日本プロレスの興行収入流用疑惑で、山本小鉄を中心とした改革派は代表取締役社長の猪木、代表取締役副社長の坂口、専務取締役営業本部長の新間の退陣を要求。

これが認められ、猪木、坂口は代表権を失い平取締役に。新間は3か月間の謹慎の後退職に追い込まれ、新日本プロレスは山本小鉄、大塚博美、望月正治(小鉄以外はテレビ朝日からの出向)の3人が代表取締役トロイカ体制となりました。いわゆる社内クーデターが起きています。

最近発売された大塚直樹氏の著者で意外だったのは小鉄が新日本プロレス社長の座に就任することに尋常でない拘りを見せて欲が剥き出しになっていたことでしたが、旗揚げメンバーである小鉄と後から入ってきた坂口との確執もあり、小鉄は猪木から「現役の時と同じ給料を出す」と言われて38歳の若さで引退させられていたのを考えると納得出来る部分もあります。

しかし、改革派の天下は長くは続かず、テレ朝の三浦甲子二専務の「お前ら、ふざけるな、猪木、坂口抜きで何が出来ると思ってる!?」という「鶴の一声」で11月11日の臨時取締役会で猪木、坂口に代表権は戻りました。小鉄、大塚博が平取締役となり望月はテレ朝に戻っています。

引退したタイガーマスクの後釜には、カナダで活躍していたザ・コブラ(ジョージ高野)が指名されて帰国。11月3日、蔵前国技館ではデービーボーイ・スミスを20分58秒、クロスボディからの体固めで破り、タイガーマスクが返上したNWA世界ジュニア・ヘビー級王座を獲得しましたが、緊張からかグダグダな試合内容になってしまい、先行きに懸念を抱かせています。

この83年10月に開幕した「闘魂シリーズ」では、82年にヒロ・マツダに連れられて2度目のアメリカ修行に出ていた谷津嘉章が維新軍入りし凱旋帰国。

同日、蔵前大会では正規軍(猪木、坂口、藤波、前田明=日明)vs維新軍(長州、キラー・カーン、浜口、谷津)による4対4綱引きマッチが行われ、坂口は浜口8分11秒、にフェンスアウトによる反則負け、長州は前田に12分57秒、サソリ固めによるレフェリーストップ勝ち、藤波とKカーンは14分14秒、両者リングアウト。猪木は谷津に9分48秒、延髄斬りからの体固めで勝ち、スコアの上では維新軍が2勝1敗1分と勝ち越しました。

ブッチャーが参加した新春黄金シリーズはタイガーマスクが返上したもう一つのベルト、WWFジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦が開催され、ダイナマイト・キッド、コブラ、Dスミス、小林邦昭、寺西勇、ブラック・タイガー(初代)、ブレッド・ハート、ベビー・フェイス、高田伸彦の9選手が参加してベルトを争うことに。

現在の「ベストオブ・ザ・スーパー・ジュニア」の原点とも言うべきリーグ戦となりましたが、またしてもブッチャーはマッチメイクの主流から外されています。
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