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2019年06月05日22:56

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猪木とビンス(426)最終章

激動の84年も明けて、85年は1月1日、後楽園ホールから「新春黄金シリーズ」が開幕。元日興行は82年以来4年連続の開催。

新日本プロレスでは85年のキャッチフレーズを「新日本プロレス元年」と称して新たなスタートを切りました。3年前の82年には、前81年暮れにスタン・ハンセンが全日本プロレスに電撃移籍するという非常事態があり、「ストロングスタイル元年」をスローガンに掲げましたがこの85年は新日本プロレスそのものをリスタートさせる意味合いからも新日本プロレス元年を旗印に一致団結していこうという意気込みを感じました。

参加外国人レスラーはWWF世界ヘビー級王者、ハルク・ホーガン(1月1日、後楽園ホール〜1月7日、戸田市スポーツセンター、1月31日、船橋市総合体育館〜2月6日、大阪府立体育会館特別参加)、初来日のキングコング・バンディ(1月4日、富士市吉原体育館〜2月6日、大阪府立体育会館特別参加)、アブドーラ・ザ・ブッチャー(1月8日、宮城県亘理町体育館〜1月30日福生市民体育館特別参加)

ワイルド・サモアン、ブラック・タイガー(ローラーボール・マーク・ロコ)、ケリー・ブラウン、デーブ・モーガンが全戦参加(モーガンは途中帰国)しています。

外国人側ヒールサイドとしてストロング・マシン1&2号、前84年10月の全日本プロレス、ジャイアント・シリーズでの扱いに不満を持っていたか、上田馬之助が新日本プロレスにUターン参戦。

タイガー戸口が正規軍としてシリーズ全戦参加しています。

ホーガンは先の第5回MSGタッグ・リーグ戦にサモアンという組んでエントリーされながら開幕戦84年11月16日、川崎市体育館1大会のみで頭部の負傷を理由に途中帰国。

果たして今回も約束通り来るのか?、来ても途中帰国しないか?と心配されましたが無事に来日してファンはホッと胸を撫で下しています。

初来日のバンディは前84年6月に予定されていたUWFの「オープニング・シリーズ第2弾」に来日が発表されていましたが、シリーズの開催中止でキャンセル。さらにその1年前の83年6月17日にはテキサス州ダラスのリユニオンアリーナで馬場のPWFヘビー級王座に挑戦して敗退。

そのファイトスタイルから勘案して全日本プロレス向きかと思われましたが、その後ダラスを離れAWAで試合をしていたところ、前84年7月に新日本プロレスの顧問に就任した吉原功元国際プロレス代表の特命を受けた大剛鉄之介が動きバンディを獲得しました。

ブッチャーは前84年9月、ブラディ・ファイト・シリーズに特別参加して以来4か月ぶりの来日。前回は9月7日の福岡スポーツセンターから9月12日、広島・三原市リージョンプラザ体育館までの1週間に満たない来日で新日本プロレスの扱いの悪さがハッキリしました。今回は約3週間ということで本領発揮なるか?

サモアン、ケリー・ブラウンもホーガン同様、第5回MSGタッグ・リーグ戦から2シリーズ連続参戦。ブラック・タイガーは84年闘魂シリーズ以来2か月ぶりの来日。モーガンは73年10月の闘魂シリーズ第2弾以来、実に11年1か月ぶりの来日となりました。
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