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2017年08月11日20:45

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(118)

75年9月5日、長岡市厚生会館(現アオーレ長岡)のメインイベント、坂口、柴田勝久(柴田勝頼の父)組vsハリウッド・ブロンドスの試合で1本目にようやく坂口がバディ・ロバーツからペンデュラム・バックブリーカーからフォールを奪いましたが2、3本目をロバーツ、ジェリー・ブラウンに連取されてまたしても日本勢が完敗しました。

ブロンドスは前74年5月に北米タッグ王者チームとして来日し強烈なインパクトを残したナチの戦犯コンビ、カール・フォン・ショッツ、クルト・フォン・ヘス組に勝るとも劣らない最強タッグチームとして新日本プロレスのマットを席巻しました。

この日、欠場中の猪木がようやく「電話出演」。実況席の舟橋慶一アナウンサーと喋り、近日中の復帰を宣言しています。

北米タッグ王座決定戦は9月22日、愛知県体育館で行われることが発表されていましたが欠場中の猪木に代わり、ストロング小林が坂口と組んでブロンドスと対戦することが決まりました。

9月11日、福岡スポーツセンターでは猪木が会場に姿を現し観客に挨拶、一時は「最悪は左足切断か!?」とまで言われていただけにファンは一安心でした。

この日、坂口、S小林組とブロンドスによる北米タッグ王座決定戦前哨戦が組まれ、1-1から日本組の反則負け。

猪木が会場に現れたことで日本組が元気を取り戻したか、これまで鉄壁のタッグワークで新日勢を完封していたブロンドスに初めて綻びが見えた試合でした。

猪木は9月19日、千葉公園体育館でのジャック・ルージョー戦で4週間ぶりに復帰。と言いますか、それまでの猪木の国内最後の試合が7月30日、大阪府立体育会館で坂口と組んでのハンス・シュミット、ブルート・バーナード組との北米タッグ選手権試合でしたから、日本のリングで試合をしたのは実に50日ぶりとなった訳です。

猪木は力道山ばりの黒のロングタイツ姿で試合をして観客を驚かせました。猪木は左膝に負担がかかるような鎌固めを敢えて見せ、闘魂シリーズ最終戦である10月9日、蔵前国技館でルー・テーズの挑戦を受けてNWF世界ヘビー級王座防衛戦が決まっていたのを意識してか、11分13秒、バックドロップからの体固めで復帰戦を勝利で飾りました。

9月22日、愛知県体育館は猪木の復帰がまだ観客に浸透していなかった為か?猪木がタイトルマッチに出ないからか?あるいは月曜日だからか?はたまたタイガー・ジェット・シンやアンドレ・ザ・ジャイアント等の外国人が来なかったからか?新日本プロレスの愛知県体育館大会としては初の2200人発表という不入りとなりました。

新日本人気の高い会場であり、私はこれは何かの間違いではないかと何十年もの間ずっと心の中に引っ掛かっておりました。

前回の同所での興行が3月18日でメインが猪木、坂口組vsシン、マイティ・ズール組の北米タッグ選手権試合で13000人発表の観客を動員しており、12200人の間違いではないかと思われましたが最近判明したところではやはり2200人の不入りでした。

メインの坂口、S小林組vsブロンドスの北米タッグ王座決定戦、1本目は13分49秒にS小林がロバーツをカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせて先制しました。

しかし2本目以降S小林が捕まり、2本目は4分40秒にロバーツがS小林を体固め、決勝の3本目は3分12秒、ブラウンがS小林を体固め。

2-1で坂口、S小林組は惨敗、ブロンドスが王座を奪取しています。
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