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2017年06月09日23:51

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(56)

ウィリエム・ルスカとの2度目の激闘を終えた猪木はすぐさまパキスタンに遠征、76年12月12日、カラチ・ナショナルスタジアムにおいて伝説の格闘家一家ボル・ブラザーズ(ボロという表記の文献もあり)のアクラム・ペールワンと対戦しました。

この試合は後に猪木の異種格闘技戦にカテゴライズされますが、後付けです。

アクラムの兄アスラム・ペールワンはルー・テーズやジョージ・ゴーディエンコと対戦して勝ったとされる幻の強豪としてアメリカの老舗プロレス雑誌「レスリング・レビュー」のオフィシャルレーティングスに長年1位にランクインしていました。(当時はアスラム・パハールワン表記)

誰も姿を見たことがない為アスラムは同誌の捏造した架空のレスラーではないか?という憶測が飛び交いましたが、実際にアスラムは存在しました。ゴーディエンコはアスラムとアクラム両方と対戦した経験があるそうです。

アスラムとアクラムが混同されて報じられている部分もいくつかありましたがパキスタンでは国民的英雄の一族でした。

インドのグレート・ガマの流れを組む民族格闘技的レスリングの継承者でありアメリカを主流としたプロ興行としてのプロレスとは一線を画すスタイルであり、その為後に異種格闘技戦の試合の一つとして伝えられるようになったかと思われます。

館内は有料入場者50000人にスタジアムの外の丘に20000人のタダ見客が集まり70000人の観客がこの試合を見守っています。

試合は5分6ラウンド3本勝負、アクラムは当時36歳、一般的なプロレスラーをイメージする筋肉質ではなく、撫で肩で腹が突き出たような体型。

この試合はNETで収録され、12月31日の大晦日、ワールドプロレスリングのレギュラー枠にて放送されましたが、映像はフィルム映像でした。

実況も現地からのものではなく後からスタジオで入れたものと思われ、アナウンサーは山崎正、猪木がゲストで音声のみの出演。桜井さんは解説には入っておりません。

今回猪木に帯同したのは永源遥、小沢正志(キラー・カーン)、藤原喜明、それに倍賞美津子夫人も猪木についてパキスタン入りしています。

第1ラウンドは互いに様子を見る展開に。猪木はアームドラッグからアームロックの体勢へ移行、アクラムの肩関節はいわゆるルーズ・ジョイントでガッチリとアームロックに入ったものの痛がる様子はありません。

猪木は腕ひしぎ逆十字に移行するもこれも決まっているにも関わらず、ギブアップせず、猪木のバックに回って逃れました。

ギブアップしないアクラムに猪木は多少戸惑いの色を見せますがブレークしスタンドの攻防から試合再開。

しかし、アクラムに対し猪木は何か仕掛けて来るような怖さは感じず、実力的にも大したことはないと見切ったようで精神的に余裕が生まれました。

お互い見合う展開から組み合い、また離れる感じでアクラムは自分から仕掛けようとはしません。猪木が巻き投げから再びアームロックに入ろうとしますがアクラムは猪木の足を捉えました。

猪木の話ではアクラムは逆エビ固めを得意としており、ここから力任せに強引に逆エビ狙いに移行しよういう動きか。

猪木は3日前の蔵前国技館でのルスカ戦で逆エビを予測しないタイミングで外され首からマットに頭をしたたかに打ち付けてしまい首に大きなダメージを負ってしまいました。

アクラムにそのことを気付かれてはなりません。1ラウンド終了間際、猪木がアリキックをアクラムの足に軽く放ちましたが、足腰が発達しているアクラムは平気な感じでした。

第1ラウンド5分はあっという間に終了しています。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年06月12日 11:57
     大晦日にワールドプロレスやるってスゴイですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年06月12日 13:15
    > mixiユーザー 古くは69年12月2日日本プロレス大阪でのドリーvs猪木NWA世界戦も大晦日放送でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年06月13日 13:02
     そうなんですか。総合の大晦日イベントなんて威張るほどでもないんすね(笑)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年06月13日 14:41
    > ピーチ@エロ共闘さんこちらは通常のレギュラー枠でシリーズ中に録画していたものを放送したに過ぎず、大晦日の格闘技イベントのように当日ディレイ中継ではないですからスケールは違うと思います。

mixiユーザー

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