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2017年03月24日22:37

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ジャンボ鶴田怪物伝説(363)

83年11月25日、世界最強タッグ決定リーグ戦開幕戦、大阪府立体育会館(テレビ収録)は8700人満員発表の観客を動員しました。

この年の全日本プロレスは5回(1月13日、4月14日、7月19日、10月20日とこの日)大阪府立体育会館大会を開催、第1位は7月19日、テリー・ファンクさよならシリーズのテリーvsタイガー・ジェット・シン戦の行われた9000人(超満員)発表でしたが、それに次ぐ数字を出すことが出来、面目を保ちました。

この日は2大公式戦が組まれ、メインイベントは鶴田、天龍組vsシン、上田馬之助組。シン、上田はロープを使った反則のチョーク攻撃で天龍を狙い打ち。

鶴田もシンと上田交互にジャンピング・ニーパット、天龍も上田に延髄斬りを見舞い突破口を開こうとしましたが、シンがタイツに隠し持っていた棒状の凶器で天龍の喉を一撃し攻守はまた逆転。

さらに上田も入って来て天龍に2人がかりでチョーク、凶器打ち。シンがレフェリーのジョー樋口にも凶器攻撃、樋口はダウンしながらもゴングを要請し、シン、上田組の反則負けを宣告。

両チームリングアウトに気を付けなければならないシン、上田組から貴重な勝ち点2を拾い、幸先の良いスタートを切りました。シン、上田組は0点。

セミファイナルには優勝候補の本命、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ組の超獣コンビは初来日のバリー・ウインダム、ロン・フラー組と対戦。

このあたりは3年前の80年大会の開幕戦(11月28日、後楽園ホール)でのリッキー・スティムボートの初来日(パートナーはディック・スレーター)第1戦にアブドーラ・ザ・ブッチャー(パートナーはキラー・トーア・カマタ)、あるいは初来日ではありませんが、前82年大会開幕戦(11月26日、後楽園ホール)でのハンセン、ブロディ組vsリッキー、ジェイ・ヤングブラッドを持って来たのと同じ手法で、ウインダムに全日本が期待をかけていたのがわかるマッチメークでした。

ウインダム、フラーはいずれも190cmを超す長身で身長だけはハンセン、ブロディ組より大きな感じです。しかし、身体の厚みが違いました。

ウインダムはハンセンに向けてジャンピング・エルボーバット、フライング・ラリアット等見せて行きましたが如何せん動きは超獣コンビの方が早かったです。

フラーは見た感じかなり年齢もいっていました。やはり遅すぎる初来日でした。

試合はハンセンがフラーにウエスタン・ラリアット一発で仕留めました。ハンセン、ブロディ組は2点、ウインダム、フラー組は0点。開幕戦の公式戦は波乱はなく、順当な結果に終わりました。

スペシャルマッチの馬場、ドリー・ファンク・ジュニア組とザ・モンゴリアン、鶴見五郎との対戦はテリーがマネージャーとして付いていました。

入場テーマ曲もスピニング・トーホールドを使用、ドリーがまさにそのスピニング・トーホールドでモンゴリアンをギブアップさせています。

ミル・マスカラス、ドスカラスのマスカラス・ブラザーズは石川敬士、ウルトラセブン組と対戦しドスカラスがセブンを回転エビ固めに破っています。

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